謎の湿疹

8月上旬にひどい肌荒れをした。顔中に湿疹が出て、「もう終わりだ…」と落ち込みまくっていた。前日に新しいファンデーションを使ったので、なんとなくそれが原因なような気がしていたが、確信も持てなかった。薬をもらうべく、とりあえず皮膚科へ行くことにした。

その日は幸い在宅勤務をしておりWEB会議などもなく、知った人に顔を見せずに済んで助かった。定時で仕事を切り上げ近所の皮膚科へ向かった。かなり混んでいて1時間ほど待った。

診察室に入ると、先生がパソコンのカルテを見て「1年ぶりですね、どうしましたか」と言った。去年の夏は虫に刺された跡がなかなか治らず硬くなってしまい、ずっと痒いままでどうしたもんかと思い皮膚科に来たのだった。

マスクを外して患部を見せると、「うーん、昨日とか公園などで1時間くらい休んだりしましたか?」と言われた。全く想定していなかった質問に驚きながらも「してないですね…」と答えた。すると先生がおもむろに「虫刺され図鑑」的なものを取り出し、毛虫のページを見せながら、「いかにも毛虫に刺された跡って感じなんですよねぇ」と言った。そのページには症例写真とともに毛虫そのものも載っており、思わず「うっ気持ち悪」と声に出してしまった。先生は「ね、そうでしょう」と言っていて、そうでしょうじゃないよと思った。

先生がなかなか図鑑を閉じてくれないので、別の方向を向きながら「でも刺された覚えないです」と言うと、「いやーでもね、毛だけが空中に舞ってマスクを突きぬけて刺されることもあるからね、絶対毛虫だと思いますよ」と言われた。素人ながらに(そんなわけあるか)と思いつつも、「ほー…そういうこともあるのですね」と答えた。処方箋を出してくれたので、近くの調剤薬局でそれをもらって帰った。

2〜3日もらった薬を塗るとかなりよくなった。しかしまたその2日後くらい、最初ほどひどくないもののまたぶつぶつが出てきて、出てきては塗り出てきては塗りを繰り返していた。2週間後くらい、また少しひどくなってきたので、今度は職場の近くの別の皮膚科へ行った。


このあと一旦治り、それから更に2週間くらいたった今また再発してどうしようと思っているのだが、また今度続きを書きます。

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