「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んだ感想
こんにちは。
今回は北欧の小国フィンランドについての本を読みました。
日本に住んでいるとあまり馴染みのないフィンランド、イメージとしてはムーミンや白夜(夏に1日中太陽が沈まない)しか思い浮かびません。
しかしフィンランドは2018年の幸福ランキング世界一の国だそうです。
※日本は54位
この本を読んで私が感じたこと、それは以下だと思います。
①効率の良い働き方
②ワークライフバランス
③サウナ
①効率の良い働き方
フィンランドの国民性は割とドライで、日本のようにきちんと挨拶をしたりお礼を言ったりする文化ではありません。会議などでは決めることを決めたら解散、もしくは定刻を過ぎたり定時になったら会議の最中でも解散と言った事が普通だそうです。
日本人としては会議前後の雑談などもコミュニケーションの一環として捉えられ、今後の仕事に良い影響を及ぼすこともありますが、フィンランド人は個人主義、成果主義の為、すぐに次の作業にとりかかるようです。
②ワークライフバランス
国をあげてワークライフバランスの向上に取り組んでおり、仕事が終わった後はすぐに帰宅し家族との時間を過ごしたり、別の勉強や趣味に時間を費やします。
また、6−8月の期間に4週間以上の連続した休暇を皆が取ります。政治家や企業のトップでも例外ではありません。
誰もが長期休暇を取得するので“お互い様”の機運が生まれ、日本のように“休みやがって”といった空気は生まれません。また、休暇中は仕事は一切離れ、同僚に託すよう調整することで休暇を有意義に過ごせています。
法律で夏季休暇は連続して12日以上取らなければならないそうです。
すごいですね。日本では考えられない。
③サウナ
フィンランド人はサウナをこよなく愛しています。
人口500万人に対して、サウナは300万個ほどあるそうです。
大使館などにも置かれ、接待にも使われるそうです。
サウナは人を健康的にするのと共に、全てを脱ぎ去り身分などを忘れ一人の人間として対峙できる空間として捉えられています。
ただ、フィンランド人にアンケートをとると
「1位?間違っているんじゃない?」との回答が多く見られるとの事で、幸せにはまだまだ貪欲なイメージです。
日本も徐々に働き方改革が叫ばれ、ワークライフバランスを重視する声が聞かれています。しかし「残業する人が偉い」の文化は根強く残っていると思いますが、それは日本が発展する上で通ってきた道なのでこれを否定するつもりはありません。
少子高齢化が待ったなしの状態で、日本もフィンランドを見習って徐々に改善していく事を願っています。
読んでくれてありがとうございます。