レオナルドの悲しみ、ESP32の喜び、僕の慈悲、彼女の厚意

中身はいつもの自作キーボード談義とbluetoothについてです。前のbluetoothの話とも関連するかもしれません。

AVRマイコン高くない?そうでもない?

自作キーボードといえばAVRマイコンと相場が決まっているが、その値段は決して安いものとは言えない。スイッチサイエンスで売ってる純正(?)品のpro microは何千円という値段で、より安価なセカンドソース品を求めるユーザーも多いことだろう。安価なものなら1個300円あれば余裕で買えるため、そういうのに抵抗がなければ、まず値段に文句はつけないだろう。

AVRマイコンより満足感のある選択肢

どうせキーボード操作するだけなんだし、大した性能はいらないのは確かなんだろうが、同じような値段で更に高性能なマイコンが買えるとなると思わず手が出ちゃうのが人情ではないだろうか。そんな都合のいいマイコンが実は存在する。ESP32シリーズがそれだ。早速amazonで調べてみると1000円する評価キットが出るわ出るわ…であんまり安くないのがわかると思う。そうESP32がやすいっていうのはあくまでもチップ単体での話だ。なあーんだってなるけどpro microだってマイコンにシリアルtoUSBつけただけの簡単評価ボードだし、ESP32チップ単体だってそんなに変わらないと思うのだが…

性能の方はあんまり他と比較するのは難しいが、非常に幅広いインターフェースを備えており、なんといっても無線機能(Wi-Fi, Bluetooth)が目玉だろう。いくらでも遊ぶことを見いだせそうな、そんなチップであり、シリアルtoUSB端子がないことを差し引いてもpro micro並に魅力を持っていると思う。特に自作キーボードでbluetooth使いたいって人は多いんじゃないかな。

地獄の半田付け

しかし、軽い気持ちでESP32をチップだけで買ってしまうと痛い目にあう。世の中には便利なブレークアウトボードがあるけれどもそれでも10円玉くらい小さいチップの半田付けは難しい。フラックスは必ず使おう。

ESP32で成し遂げたいこと

さて、さんざんESP32を宣伝してきたのだが、僕にももちろんESP32でやってみたいことはある。一つはbluetooth/A2DPに関連したデバイスで、詳しくは考えていないけどbluetoothの通信を眺めながらゆっくり作っていきたい所存である。もう一つはもちろん自作キーボードである。QMKのような簡単ファームウェアはないのがめんどうくさいところだが、幸いbluetoothにはHIDプロファイルがあるため、bluetoothスタックとESP32のAPIがあればなんとかなりそう?まあQMKみたいなのを移植ってのは絶対ムリだろうけどね。

皆さんに伝えたいこと

ESP32という廉価で高機能なマイコンがあるのでみんな開発に参加してあわよくばaptXコーデックをbluedroidのAD2Pに実装してほしい。

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