冷めて こんがらがったスパゲッティと、家計簿。
おはようございます。お金のお話相手(を始めようと思っている)ファイナンシャルプランナーのよーこです。
たとえ話をひとつ。ほったらかして、こんがらがったスパゲティ。
カチカチの冷えたスパゲッティ。キッチンに放置しちゃったやつです。てこずること請け合いです。
あなたならどうしますか?
1. 見て見ぬふりする
2. あたため直す
3. 捨てる
わたしは2番。みなさんも、1番を限界までしたうえで、2番に行くのでは? 3番は考えにくいですよね。
ふやけて絡み合い、固くなるグルテンたち。それは、放置したところでアルデンテには戻らない。
家計の運営も、あるところまでは放置できる。でも、マズイからって、ゴミ箱へポイとはできない。
手をつけることは問題を直視する痛みを伴う。それでも、手をつけたら、意外と悪くない自分に出会えました。
困難な敵に戦いを挑んだ自分は「超エライ!」
冷めたスパゲッティ。カチコチだって、ナポリタンにするっきゃない!!
ガスコンロが汚れて嫌だけど、ガシガシと盛大にフライパンをかき混ぜて、ナポリタンを作ったら、まずくたって気持ちがいいじゃないですか!
自己肯定感上がるってこういうことじゃないかと思う。
ここまでしたら、まず褒めますよね、自分を。
強敵相手に逃げなかった自分!
負け戦、承知で立ち向かった自分!
やれば出来る子!
次は(先に具材を炒めといて)カチコチにしないから!と、PDCA回せる子!
決して最高のナポリタンじゃない。ベストではないことは知ってても、問題を放置しなかった。焦げ目もむしろ香ばしい、愛着あるナポリタン。
赤字だって何だって、銀行に残高記帳したら、自分エライ!愛着ある通帳たち。
自己肯定感を醸成するために、未完了に手を付け始める
別に家計簿じゃなくたっていいんです。ベランダの古い植木鉢でも、友人から借りたままの本でも。
放置している自分は頭の中でいつも心配事のためにせっせと稼働しています。稼働させても、負の生産物しかありませんでした。「この人、だらしないと思われていないか」と他人の目を気にしたり、「こんなことすらも出来ない」とやけになったり。結局ストレスを溜めて、目先の楽しみにお金と時間を使ってしまう。
こんなにもったいない生き方って損だよな。
わたしは美味しくて、気分良く、小さなことにくよくよしない人生を送りたい。と壮大に内省するのです。
わたしが家計簿が好きな理由
ということで、なぜ、数字が大嫌いだった自分が、家計簿続いたのか理由が見えてきました。
1.悩みを解決するための「知識」と「技術」と「気力」があなたにはあることを教えてくれた。
2.未完了のない自分を、いい感じと思える。
3. 自己肯定感を上げる好循環が生まれた。
騙されたと思って、ミリ単位で構いませんから家計管理の最初の一歩始めませんか。