おカネの価値観が違う異性と結婚が出来るか:こじれ家計「体質改善ゆるプログラム」82日目
今日は結婚前提で交際中の方、カレカノとの出会い待機中の方に向けて「おカネの価値観が違う異性と、結婚が出来るか問題」をファイナンシャルプランナーとして考えてみます。デート中、ふたこと目には「高くない?」って言われたことがある方、その違和感を放置してはいけません。2分で読めるのでぜひぜひ読んでみてください。
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おはようございます(^^♪ 自身の家計カイゼンの体験談を書いているファイナンシャルプランナーの山の上のよーこです。
FPらしく「リスク」と「リターン」という視点で考えてみる
質問します。
あなたは、お金の価値観が違う異性と結婚が出来ますか?
これに対する答え
FPとして、回答するなら
お金の価値観が合わない人との結婚は
出来ます。
けれども、
「相当の ”ハイリスク案件”です。」と答えます。
夢のない話ですが、「パートナー選びとは、
「投資と同じ」とつくづく思うのです。
ハイ・リターン商品は、
ハイ・リスク商品でもあります。
リスクとリターンの振れ幅が、想像以上っ!
リスクを受け入れる覚悟を持って、リターンを期待する行為。
たとえば、手取り年収が800万円の交際相手がいたとします。平均年収より高く、顔や体型も、自分的には好みだとします。(子孫のために遺伝子レベルで優勢情報を補完できる相手。)
でも、お金の使い方に、ちょいちょいズレ(ふた言目には「それ、高くない?」、という人)だったらどうでしょうか?
たとえば、
*27,800円のとっておきのワンピースを「ユニクロでいいじゃん」と言われる(個人的にはユニクロ好きです!)。
*1点限り13,200円のハンドメイドのラタンのカゴバッグを「高っ。しまむらで980円じゃん」って言うひと。
*ヨガスタジオに通ったら、「YouTubeならタダなのにもったいない」という。
はい、ふたりのお金の価値観は合わない(^^;)。
けれども、年収高めの交際相手と結婚したときに、
期待できるリターンもありますよ。
◆世帯としては、余暇も楽しめるし、
教育費もかけられる満足な収入がある。
◆高収入ゆえに社会的にも評価されやすい職業である。
(親や友人、周囲の印象もよいので自分としても安心)
◆合わないこともあるが、出産の適齢期に、婚姻関係が結べる。
あくまで、期待値ですっ!
投資と同じ。リターンの確約は出来ない!
一方で、
金銭感覚が合わない場合のリスクって、どんなものがあると思いますか?
◆無駄な喧嘩が増える。家庭生活が休養、エネルギー補給の場でなくなる。
◆倹約家に見せかけた自己愛。収入がある方の権限が強くなり、結婚後、適正な生活費を入れないという危険。
◆「ムダ」の物差しが自分基準で、相手の自己投資、成長を妨げる危険。
◆独身を卒業できるが、そのリターン(子どもを授かる、両親が安心する)は、結婚初期に集中してやってくる。婚姻生活の中盤、後半においては、忍耐の場面が多い。
それじゃあ、互いに経済的に自立していればいいんじゃない?って思われるでしょう。
それが、なかなか結婚すると、子どもの性格、親の健康状態、パートナーの協力度、自身のキャリア計画でうまくはいきません。
同じ親から生まれたのに、ぜんぜん手がかからない子もいれば、手強い子もいます。兄弟姉妹でもぜんぜん違う!
それにジブンだって、あんなにガツガツ働いていたけど、それって意味あるの?って思い始めたりします。
ホルモンのいたずらか!?
女性には出産・子育てで収入が得られない(ぐんと下がる)時期がある
女性が経済的に自立するという解決策もあるけれど、子育てに突入してみないと、わからないことが多いです。
*やっぱり拘束時間が短い働き方をしたい。(転職活動中は無給)
*復職はまだいい。(減給)
*復帰後の職場の待遇が期待と違う。(ストレスで働き続けられない)。
など、不確定要素が大きい。
わたしも、ここでつまずいたくちですが(^^;)
イラスト:くらしとお金の経済メディアより
とくに女性は出産・子育てで収入が得られない(ぐんと下がる)時期があることを前提条件でもっていた方がいいと思います。
収入が高い方のパートナーの金銭感覚に合わせざるを得ないのです。
だから、金銭感覚のズレは深刻なのです。
その時のストレスに耐えられますか?
収入がある方にとっても、金銭感覚のずれは、ストレスの原因になる
かといって、悪いのは倹約家の方だけではありません。
相手にも考えがあります。
◆なんでこんなに金遣いが荒いんだ!
◆自分が働いた金だぞ。
◆もっと得する買い物の仕方があるだろう
◆賢く家計管理してくれよ。
◆まかせられない。
お金の遣い方を二人で話し合っていけばいい、という案
これは確かに選択肢の1つです。
既婚の方の相談なら、これしか解決策はない!
私自身もFPとしても、実生活でも、このアプローチです。
でもでも、今日は婚活中のカレカノに向かって、書いているので、
しなくていい苦労もある。
と言いましょう。
そもそも、相手の言わんとすることを、お推し図り、叶えたい夢や、これを手にしたときの幸福感、どうして買いたかったのかという背景を自分ごととしてとらえる想像力を持っている人なら、「高くね?」とか、言わないわけです。
「高くね?」とか言っちゃうカレシが、結婚後、2人で話し合って決めていくことができるマインドセットを持っているでしょうか?
むしろ、金銭感覚のズレは、氷山の一角。
人間性の核の部分で、パートナーに対して、自分と同じように尊重すべき相手であるという気持ちを持っているのか。
ここが肝心です。
思いやりがあるなら、倹約家のパートナーは最高です。
支出が大き目のタイプの人が、堅実に子育てできる良きパートナーです!
しかし、倹約を通り越して「ケチ」と感じる。
「自分を否定される」と感じるなら、黄色信号、いやいや、ほぼ赤信号じゃないでしょうか。
お金の価値観のズレは後天的に埋められない。
ここまで、書いていたら、ずいぶん暗くなってきました。自分でこの話題を選んだのに。。。(*_*;
でも、大事なことだから、これからの人たちに伝えたい!
たとえ、夫や妻でも、子どもでも、他人の価値観を変えることはできません。
(変わったようにみえている人でも、どちらかのパワーバランスにより、自覚できないレベルで抑圧しているだけなのでは?)
一方で自分に関しては、よっぽどのショッキングな出来事(病気や破産)があれば、変わるでしょう。
だから、そこまでジブンをいじめなくても、ジブン自身をご機嫌よくさせていたいなら、金銭感覚のズレを、結婚前にもっと、もっと、深く考察することをおすすめします。
お金の遣い方がズレているなら、ふたりは全般にズレている!?
不安定な経済的基盤は、お互いの成長を妨げることもあります。
既婚組FPとして、非常にネクラな記事ですが、
実感を書いてみました(^^;)
既婚カップルさんの価値観のズレ問題に関しては、結婚当初は将来にかかるお金を把握しきれずに、使いどころがズレてしまっている、という問題があります。それは決定的なズレではありません。
その場合は、将来設計でかかる費用を算出して、現在の支出に優先順位をつける、(あきらめるところは、あきらめる。=コントロールできる部分を明らかにして、そこに集中。)というテクニカルな数字の取り組みを、億劫でも、ふたりでしていくことをおススメします。
***いつも本当にありがとうございます。***
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