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私流「やりたいこと」の見つけ方。「やりたいこと」には2種類ある。と気づいた話
今ってちょっとした「やりたいこと」探しブームなんじゃないかと思いますが、私自身も、会社員時代、「やりたいこと」が全く分からなくなった経験があります。
どれだけ分からなくなっていたかというと、夢リストを書く課題をライフコーチに白紙で提出し、「白紙で提出された人は初めです」とコーチに驚かれた位、「やりたいこと」が分からなくなっていました。
そんな私でも、自分なりに「やりたいこと」に向き合い、「やりたいこと」を見つけて、今のフリーランス起業というスタイルを丸5年(今年で6年目)続けています。
今回は、過去の私のように起業や副業に興味があるけれども、
・「やりたいこと」が全く分からない
・うっすら「やりたいこと」があるけれどそれが本当に「やりたいこと」か確信が持てなくて進めない
方に、私が思う「やりたいこと見つけ方」についてお伝えできたらと思います。
私が思うのは、「やりたいこと」には2種類あるということです。
前提として、2種類あると理解することで、「やりたいこと」が見つけやすくなるのでは?と思うんです。
確信が持てる「やりたいこと」
「やりたいこと」の一般的なイメージは、確信が持て、これが好きと言い切れることなんじゃないかと思います。
例えば、音楽が好きな方がいたとして。
小さな頃から、沢山音楽を聴いたり、楽器を習ってきて、週末は仲間とバンド活動。
今は会社員をしているけど、将来は音楽を仕事にして生きていきたい。音楽がやりたいこと。
みたいな、はっきり確信が持てる「やりたいこと」
子供の時には、自己分析なんてしなくても、誰しも「やりたいこと」がはっきりしていたと思います。
私だったら、
近所で自転車に乗って男の子達と冒険に行くこと
英語に触れること
読書
海外
文字を書くこと
が子供の時の「やりたいこと」でした。
こうして書き出してみると、すごく雑多で小粒なことですね。
大人になると、
「やりたいこと」では生活できないとか
「やりたいこと」をしても時間やお金の無駄になるとか
周りの目が気になるとか
そんな雑念が邪魔して、本来は誰でも持っている「やりたいこと」に対しての感度がめちゃめちゃ鈍ってしまうのだと思います。
私も、長い会社員生活の中で、世間軸、会社軸に合わせすぎた結果、「やりたいこと」が全く見えなくなりました。
でも、そんな状態から、沢山の理想の働き方を叶えている人に会いにいき、接しているうちに、少しずつ自分の本音にアクセスしやすくなりました。
ぼんやりとやりたいことの輪郭が見えてきた頃に、鎌倉のスタバまで出かけていき、丸一日かけて自己分析し、「アパレルの物販の商品企画が私のやりたいことだ!」という確信をひねり出し、一番やりやすい形で、アパレル物販のハンドメイドで副業をスタートしました。
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私は確信が持てる「やりたいこと」と言えることに出会えるまでに、時間と思考を使って分析していき、やっと出会えたタイプですが、
大人になっても、自己分析無しで「やりたいこと」に確信が持てる方は、世間軸や他人の目線から上手に距離を置き、自分の感情や世界を大切にしっかり守れてきた方が多いのだと思う。
でも、日本の社会の中にいるとどんなコミニュティーでも同調圧力みたいなものは多かれ少なかれあると思うし、人に合わせることが癖みたいになるから、むしろはっきりと「やりたいこと」があるタイプの人の方が少数派なのかもしれません。
だから、
「やりたいこと」=「やりたいこと」と確信が持てることだけ
と定義してしまうと、かえって悩みが深くなり、いつまでも答えが見つからない方も結構いるんじゃないかなと思います。
はっきり断言できない、熱が低めの「やりたいこと」
一方で、はっきり確信が持ち辛い、熱が低いような「やりたいこと」も、立派な「やりたいこと」だと思うんです。
はっきりとは断言できないけど、自分の中にもやっとあるような熱が低めの「やりたいこと」
これが本当に自分のやりたいことなのかな?と自分の中で疑ってしまうような「やりたいこと」
それを思いついたのであれば、こちらも立派な「やりたいこと」だとまず定義してみたら良いと思うのです。
例えば、私だったら、実は起業コーチを始めた時は、アパレル物販に比べると少し確信が持ち辛い「やりたいこと」でした。
考えることが好き(=思考が深く使えることをやりたい)
答えがないところからゼロイチで新しく何かを生み出すプロセスが好き(=新しいことを考えたい)
未来のことを空想するのが好き(=過去、今よりも未来について考えたい、語りたい)
というのがまずは私の「やりたいこと」で
その「やりたいこと」に、
情報収集が得意
人の気がつかない着眼点に気づき、売り上げに結びつけることができる(着想力に密かに自信あり)
みたいな自分の強みを掛け合わせ、
私の理想の働き方に繋がる仕事は?と考えていき、辿り着いた「やりたいこと」が起業コーチだったんです。
「やりたいこと」「強み」「理想の働き方、未来」を掛け合わせて見つけたぼんやりした「やりたいこと」であろう答えが起業コーチで、静かに着火した熱みたいなものは確かにあったけど、スタートする前は、まだはっきりとした確信は持てなかったというのが正直なところでした。
ですが、コーチ業をスタートすると、思った以上にお客様が順調に来てくださり、私からしたら当たり前のことですら、お客様が深く感心してくださったり、びっくりするようなクライアントさんの嬉しい変化が沢山起こったり。
色々なクライアントさんと関わって、人の可能性って本当にすごいなって、一緒にワクワクの刺激を頂く事が沢山で。
私自身もコーチとして成長するためには?と模索したり、立ち止まったりもありましたが、そうこうしているうちにコーチ業の「やりたい」熱も自然と高まり、「やりたいこと」の確信に変わっていきました。
今、もし、確信が持てるような「やりたいこと」が見つからないとお悩みの方がいるなら、自分の理想の将来に繋がることで、今、興味があることは全て「やりたいこと」なのだと広く捉えてみるのはどうでしょうか。
起業・副業などの「やりたいこと」は、途中で違うと感じたらやめるのも自由ですし、だからこそリスクが取れる範囲で、まずは始めてみると良いと思います。
始めてみないと分からない事、感じられない事って沢山あるし、取り組んでいる最中に、自分の熱がどんどん育っていくことも多いと思う。
起業・副業で「やりたいこと」を見つけたいけれども、なかなか確信が持てる「やりたいこと」に出会えてなくて長い間立ち止まってしまっている方は、最初から強い確信が持てない「やりたいこと」であっても、実際に仕事としてやってみながら、気持ちを確認していく方が「やりたいこと」を見つけやすくなるんじゃないかななんて思います。
やりたい事がまだ決まっていないけれども、ぼんやりと起業や副業に興味がある方にもお勧めな無料のメールレッスンとPDF資料の特典を配布中です。
「やりたいこと」がぼんやりしてしまう方は、PDFの特典を使って頂きつつ、やりたい事以外の軸からも掘り下げてみると、何か見つかるヒントになるかもしれません。
ちなみに、クライアントさんがなぜかはっきり口にはされなかったり、なぜか抵抗感が出てしまうけれども、本当はこれがやりたいんだろうなって気がつくことがあります。
「やりたいこと」に真っ直ぐアクセスできなくなっている理由は、世間軸だったり、自己肯定感の低さだったり。
だから毎日、自分の本音に素直に優しく過ごすのも大事ですし、第3者の方が客観的に気がつくこともあると思うので、やりたいことについて人と話したりするのも良いと思いますよ。