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ニンジャスレイヤーTRPG2版ファンメイドプラグイン『高位のソウルの片鱗』『サイバネ適正系スキル』

サムネイル:Ajay kumar SinghによるPixabayからの画像

はじめに

この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」2版環境において、ニンジャの憑依ソウルの特徴づけとなるスキルを追加する非公式プラグインです。利用の際は参加メンバー間で会話してよく確認を取ること。また、NM、PLは相談の上でスキル等の内容をアレンジしても構いません。なお、データは随時、調整・変更修正・追加が入る可能性があります。

【改訂情報】2022/01/04
・『◉バイオサイバネ変質』による『●脆弱性』の置き換えを追記改定。
 『◉危険生物化』獲得時に元の『●脆弱性:火炎(精神力1)』に
 戻る仕様に。

『高位のソウルの片鱗』関連スキル

関連スキルリスト

◉高位のソウルの片鱗
◉装束生成
☆◉不滅の兆し
☆◉ソウル・エンハンスメント

◉/◉◉憎悪:高位のニンジャソウル

◉高位のソウルの片鱗

この者はニンジャソウルの憑依の直後からメンポや装束を生成したり、ただならぬニンジャ存在感を発散していたりする。あるいはレッサー級のソウル憑依者にも関わらず、本人の才能やソウルの相性からか高度な能力を発揮しているのかもしれない。しかし、その分、邪悪なニンジャ組織のスカウトやあるいはニンジャスレイヤーの殺忍対象として狙われやすくなる危険性を孕んでいる。

前提:サイバネ埋込点数5以下

この強化スキルを持つ者は【体力】+1、【精神力】+1、『ジツ発動判定ダイス+1』の効果を得る。このスキルは複数個所持でき、効果が累積する。

【カルマ:善】でない場合、このスキルは『Wasshoi!判定』時および『◉/◉◉憎悪:ニンジャソウルの闇』のダイスボーナス計算時に『◉ニンジャソウルの闇』として扱われる。

【カルマ:善】の場合、ソウカイヤを初めとするニンジャ組織の介入の有無を判定する際に以下のような不利な効果を受ける。
・『Wasshoi!判定』と同じ形式の場合、このスキル1つにつき判定の目標値が+1される。
・通常の判定方式の場合、このスキルの所持数と同じ個数のダイスがPCにとって不利になるよう増減する。

このスキルは『除去困難』であるが、『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉◉アーチ級ソウルの力』を獲得する度に最大2個ずつまでスキルスロットを置き換えるようにして消去が可能である。

◉装束生成

前提:『◉高位のソウルの片鱗』1個以上+【ジツ】値1以上『◉◉グレーター級ソウルの力』/『◉◉戦闘系ソウルの力』

何も装備していない「頭部」「胴体」の防具スロットに『生成装束』を装備できる。これはどちらの部位でも「【体力】+1、【精神力】+1、『緊急回避ダイス』+2」をもたらし、【万札】は0である。

『◉◉アーチ級ソウルの力』の獲得時、「アーチ級能力」の所持可能条件を満たしていれば、直ちにこのスキルを『★★★◉アーチ級装束生成』に置き換えられる。

☆◉不滅の兆し

前提:『◉高位のソウルの片鱗』2個以上+【ジツ】値1以上 / 『◉◉グレーター級ソウルの力』
無効:他に回数制限のある「ラスト・ニンジャ・スタンディング状態」となるスキルと組み合わせてシナリオ中2回以上効果を得ることはできない。

不完全な『即死耐性』を得る。この不完全な即死耐性は「『即死!』の『痛打+2D6』への変換」、「【体力】マイナス値の打ち消し」のいずれか、もしくは両方を行ったフェイズの終了時点でシナリオ終了まで失われる。

また、このニンジャはシナリオ中1回限り、戦闘中に【体力】0となって『気絶状態』に入った瞬間に、以下のラスト・ニンジャ・スタンディング状態に入ることを選択してもよい(これを『ニンジャ耐久力の発露』より前に発動することはできない):

・『気絶状態』による『移動不能』と『精神集中不能』を無視する。
・カイシャクを受け付けない。
・行動難易度+2かつ敵からの攻撃/射撃難易度-2の状態で行動を続けられる。
・戦闘終了まで【体力】や【精神力】の回復はいっさい行えない。
・『ニンジャ耐久力の発露』は通常どおり行われる。
・これらの効果は、戦闘が終了するか【精神力】がマイナス値となった瞬間に失われる。

この状態に入った場合、その時点で受けている『拘束状態』などの他の全ての『状態異常』は自動的に解除される。

『◉◉アーチ級ソウルの力』の獲得時、「アーチ級能力」の所持可能条件を満たしていれば、直ちにこのスキルを『★★★◉不滅』に置き換えられる。

☆◉ソウル・エンハンスメント

前提:『◉高位のソウルの片鱗』3個以上+【ジツ】値1以上
種別:ジツ強化、エンハンス

手番開始フェイズに【精神力】1を支払い、瞬時行動として発動する(判定不要)。発動した場合、その手番中のみ「素手」と『基本攻撃難易度:NORMAL』以下の「武器」による『近接攻撃』時、および「スリケン」による『射撃』時に、エンハンスによる『無属性ダメージボーナス+1』を得る。

【ジツ】値4以上の場合、「素手」「『基本攻撃難易度:NORMAL』以下の武器」「スリケン」へのエンハンスが常時発動となり、「『基本攻撃難易度:HARD』以上の武器」「ナガユミ」に対しても手番「開始フェイズ」に【精神力】1(『基本攻撃難易度:U-HARD』の場合【精神力】2)を消費することで戦闘終了までエンハンスの効果を得られる。

◉/◉◉憎悪:高位のニンジャソウル

この者は高位と思われるニンジャソウルの持ち主に対して嫉妬や憎悪などの激しい感情を抱く。

この『憎悪』スキルのXの値は次の条件で計算する:
『◉高位のソウルの片鱗』とそれらを前提とするスキルに加えて、『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉◉アーチ級ソウルの力』の◉の数の合計

サイバネ適正系スキル

サイバネ適正ソウル

◉ソウル由来のサイバネ適正
◉自作サイバネ装備
◉バイオサイバネ変質

汎用ジツ系スキル

★◉異形の発露​

◉ソウル由来のサイバネ適正

このニンジャはジツの代わりにサイバネ類への適正をニンジャソウルから得ている。

前提:【ジツ】値0

このスキルを持つニンジャはサイバネ、バイオサイバネによる精神力負荷が1軽減される。加えて『◉重サイバネ化』もしくは『◉バイオニンジャ化』を持つ場合、【精神力】が+1される。

◉自作サイバネ装備

このニンジャはソウルのもたらした技術やサイバネへの適正と自身のニンジャ器用さを活かして、自分のためのサイバネ装備を自ら改造したり自作したりしている。

前提:『◉ソウル由来のサイバネ適正』+【ワザマエ】7以上+名声5以上
無効:『◉バイオサイバネ変質』との組み合わせ不可
無効:このスキルによる効果で所属組織による制限以上のサイバネを装備している間、このスキルを記憶スロットに送ることはできない。

このスキルを持つニンジャは1回の余暇シーケンス中に1スロットのみ、「サイバネのセルフカスタマイズ」を選択できるようになる。これは基本的には「サイバネ手術や治療」と同じとみなすが、以下の制限と特徴がある。
・増設や交換を行えるのはサイバネのみであり、バイオサイバネの増設や交換は行えない。
・サイバネの修理費が不要となる。サイバネを装備していない部位やバイオサイバネの治療も通常通り【万札】を消費して行える。
・このスロットで行える増設は▶1個分のアップグレードかカスタムパーツ1個の追加のみとなる(【万札】の支払いは通常通り必要)。その代わり、所属組織によるサイバネの制限を無視できる。

補足:ザイバツに所属しているなど、サイバネを増やすことの立場的な問題を気にするのであれば、「装備しているのはサイバネではなく自作の特殊なニンジャギアである」「ジツによりカラクリやサイバネを身体に取り込む形での強化である」等と読み替えられる。『◉重サイバネ化』などの効果は通常通り受ける。

加えて、シナリオ中に以下の『●サイバネ応急修理』を行うことが可能になる。

『●サイバネ応急修理』
使用タイミング:非戦闘時
コスト:1行動、▶1つにつき万札5
ターゲット:自分自身のサイバネ装備部位1つ
発動難易度:▶1つで【ワザマエ】HARD。▶が1つ増えるたびに難易度+1
無効:サイバネを装備していない部位に対しては使用できない。

サイバネを装備している部位に対して損傷による能力値ダメージを受けた場合、シナリオ中に応急処理を試みられる。判定に成功した場合、損傷は軽微だったとみなし、即座に『●部位損傷』を取り除き、その部位に対応する能力値ダメージをすべて回復する。判定に失敗した場合も最低限の神経バイパスは回復できたとみなし、『●部位損傷』は残るが、対応部位の能力値ダメージを回復できる。

◉バイオサイバネ変質

このニンジャの憑依ソウルがもたらしたバイオサイバネへの適正はヨロシDNAをも凌駕し、埋め込まれたバイオサイバネが独自の成長・進化を遂げるようになった。あるいはバイオサイバネとは関係なく半ばソウルの暴走めいた状態で身体の異形化が進んでいたり、鎧や毛皮のような生成物で全身が覆われていたりするのかもしれない。

前提:『◉ソウル由来のサイバネ適正』+【カラテ】7以上または【ワザマエ】7以上+「戦闘用バイオサイバネLvX」か「戦闘用バイオトルソーLvX」いずれかの埋め込み
無効:『◉自作サイバネ装備』との組み合わせ不可
無効:所属組織による制限以上のバイオサイバネを装備している間、このスキルを記憶スロットに送ることはできない。

このスキルを持つニンジャは1回の余暇シーケンス中に1スロットのみ、「バイオサイバネの自己成長」を選択できるようになる。これは基本的には「サイバネ手術や治療」と同じとみなすが、以下の制限と特徴がある。
・増設や交換を行えるのはバイオサイバネのみとなる。
・バイオサイバネの治療費が不要となる。バイオサイバネ以外の部位も治療や修理は通常通り【万札】を消費して行える。
・このスロットで行える増設は▲▲分1回のアップグレードかカスタム器官1個の追加のみとなる(【万札】の支払いは通常通り必要)。その代わり、所属組織によるバイオサイバネの制限を無視できる。

加えて、このスキルを持つニンジャは望むのであれば『◉バイオニンジャ化』による『●脆弱性:火炎(精神力1)』を続くリストの中から好きなものに置き換えてもよい。ただし、この置き換えは『◉危険生物化』を得た場合に無効となり、元の『●脆弱性:火炎(精神力1)』へと直ちに変更される。
『●脆弱性:火炎(精神力1)』の置き換え対象リスト

・『●脆弱性:電磁(精神力1)』
 ※選択時『△△生体発電』による電磁属性ダメージへのダメージ軽減1を得られなくなる。
・『●脆弱性:毒(精神力1)』
 ※選択時『△△生体毒分泌』による毒属性ダメージへのダメージ軽減1を得られなくなる。
・【体力】や【精神力】を回復させるアイテムの回復量が-1ではなく-2となる。
・精神力負荷+1
・交渉難易度+2(累積しない)

★◉異形の発露

このニンジャはソウルの力を強く発露させた結果、身体の一部が異形と化している。

前提:【ジツ】値4以上

このニンジャは変更や除去が不可能な「△」1個のシンボルを持つバイオサイバネ器官を1つ獲得する。

このバイオサイバネ器官はサイバネ埋込点数にはカウントされるが、装備スロットは占有しない。ただし、「バイオ武器」や『◉バイオニンジャ化』と同じように『交渉判定』の難易度が+1され(累積しない)、サイバネ埋込点数による精神力負荷とは別に【精神力】が-1される。

ひとたびこのスキルを獲得した場合、【ジツ】値を3以下に減少させられなくなり、このスキルを失うこともできない。

改訂履歴

2021/09/20 記事公開
2021/09/20 ・『◉高位のソウルの片鱗』を『◉ニンジャソウルの闇』としてカウントする
       条件の引き下げ。
      ・『◉ソウル・エンハンスメント』に武器の基本攻撃難易度による制限を追加し
       【ジツ】値3までは【精神力】1を消費して手番中のみ効果を得られるように
2021/11/17 公式コアデータの『●即死耐性』『★★★◉不滅』の改定にあわせて
      『◉不滅の兆し』を改定。
2021/12/25 変更予定のメモ書きを追加。
2021/12/26 「サイバネのセルフメンテナンス」「バイオサイバネの自己成長」による
       サイバネ類の増設時、【万札】の支払いが必要なことを明記。
       メモに『◉バイオサイバネ変質』による『●脆弱性』置き換えの改定案を追記
2021/01/04 『◉バイオサイバネ変質』の『●脆弱性』の置き換え効果を改定。
       置き換え候補から『●脆弱性:XX(体力1)』系を削除。
       また、『◉危険生物化』を獲得時に無効になるよう変更。
2022/02/23 『◉ソウル由来のサイバネ適正』変更。従来だと『◉戦闘機械化』時に効果が
       実質消えるため、精神力負荷軽減2を1に減らして、条件付きの【精神力】+1
       を追加。『◉戦闘機械化』しない限りは数値上の効果変わらず。

終わりに

このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこのページを引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可とします。

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