抜け毛が起きる原因を詳しく解説してます
新潟県南魚沼市で「髪と頭皮のお悩み改善」のヘアサロンOrientalの代表をしております廣田勝也です。
前回はAGA(男性型脱毛症)についてお伝えしました。
今回は抜け毛の仕組みについてです。
実は抜け毛にも公式があるんです!
AGA抜け毛の公式
男性ホルモン+5aリラクターゼ=DHT(ジヒドロテストステロン)+男性ホルモン受容体アンドロゲンレセプター=脱毛原因因子TGF-B DKK-1抜け毛の元
はい。
とっても長いですし意味が解らないですよね?汗
実は抜け毛が起きる仕組みは医学的には、ほぼ解明されています。
抜け毛の仕組みの説明の前に、ヘアサイクル(毛周期)についてお伝えします。
ご覧のように発毛がスタートして細く短かった毛が、徐々に太く長く育っていきます。
それが成長期です。
この成長期は頭皮環境が健康な男性の場合、約3年~5年で女性の場合約4年~6年続きます。
つまりその間は毛は成長し続けるわけです。
やがて成長が衰え始める期間が退行期と云われ約2週間~3週間です。
そして毛に寿命が来て抜け落ち次の発毛の準備期間を休止期といい、それが約2ヶ月~3ヶ月続きます。
この毛周期(ヘアサイクル)がずっと繰り返されるわけです。
ではここで改めて抜け毛の公式を説明します。
イラストの下から上に向かって進んでいきます。
①まず男性ホルモン(テストステロン)が毛細血管を通じて毛根に届きます
②届いた男性ホルモン(テストステロン)が毛根にある還元酵素(5aリラクターゼ)と結合します(必ず結合します)
③するとDHT(ジヒドロテストステロン)に変身します
④DHT(ジヒドロテストステロン)が今度は男性ホルモン受容体アンドロゲンレセプターになります
⑤脱毛原因因子TGF-B DKK1脱毛の元となり完成します
そして⑤の脱毛原因因子TGF-B DKK1脱毛の元が、毛周期の「成長期」に対して「脱毛」の信号を送るわけです。
やがて
「脱毛」
に至る訳です!!
つまり・・・運ばれて→結合して→合体して→完成して→AGAってことです。
その結果
成長期が極端に短くなり抜け毛を起こします!!
健康な頭皮環境の男性の成長期は約3年~5年とお伝えしましたが、AGAの方の成長期は僅か数ヶ月~長くても1年弱しかありません。
太く長く成長する前の短く細い毛にしか成長できないため、薄毛に見えてしまうことも考えられます。
なぜ年配の人ほど毛が少ない?!
若い人に毛があって年配の人ほど少ないのは・・・
若い人は男性ホルモンの分泌量が少なく、年配の人ほど男性ホルモンの分泌量が増えるからです!
結果
5aリラクターゼと結びつく数が増え、結果としてDHT(ジヒドロテストステロン)や脱毛原因因子TGF-B DKK1脱毛の元の数が増え毛が抜ける訳です!!
抜け毛が起きる仕組みは何となく解りましたか?汗
次回はシャンプーについてお伝えします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
少しでも皆さんのヘアケアのお役に立てれば幸いです。