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耐久性は50年?ALC外壁の方へ!メンテナンス費用やメリットデメリットをご紹介

今回はALC外壁材のメリットやデメリット、
メンテナンスについてご紹介します。

現在お住まいの外壁がALCパネルでメンテナンスについて知りたい方や、新築の外壁材にALCを使うかどうか悩んでいるという方に、
特に参考にしていただけたら嬉しいです。

そもそもALCとは?

ALCとはコンクリートの一種で、主成分はケイ酸質、石灰質、
アルミニウム粉末です。

正式名称は「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」。
コンクリートと聞くと、硬くて重いと思われる方も多いかもしれませんが、ALCは内部に起泡の穴が空いており、水に浮くほど軽いのが特徴です。
この起泡の内部の空気が層となり、熱の伝わりを抑制します。

ALCのメリット

①耐久性が高い

定期的にメンテナンスを行うことで、なんと50年以上の耐久性を持つのがALCです。戸建て住宅だけではなく、高層ビルなどの構造材料としても選ばれていることも耐久性の高さを証明しています。

②断熱性が高い

ALC内部の気泡に含まれる空気の層が、外気温の影響を防いでくれます。
そのため、「夏は涼しく、冬は暖かい」住まいを実現してくれます。
さらに、断熱性の高さから、エアコンなどの使用頻度を減らすことができるので、環境にもお財布にも優しいというメリットがあります。

③耐火性が高い

主原料が石灰質などの無機質な素材のため、火に強いという特徴があります。ご自宅が火事になった場合にも延焼を防ぎやすく、
近隣で火災が起こった場合にも炎が燃え移る可能性を低くすることが
できます。

ALCのデメリット

①高価

他の外壁材に比べると初期費用はかかりやすいです。
外壁材の中でも機能性が高いため、いわば当然とも言えます。

②吸水性が高い

機能性の高さが特徴のALCですが、機能面の欠点が1点だけあります。
それは吸水性が高いということ。

表面を守る塗膜が剥がれたり、ひび割れて隙間が生じたりすると
ALC内部に水が侵入し、内部で水が凍結、そうした凍結によって
水が膨張してひび割れが発生するという現象が起こります。

そのため、塗装による定期的なメンテナンスは欠かせないことで、
ALC持ち前の高い機能性をたもつことがおすすめです。

メンテナンスの期間と費用

50年はもつと言われるALCですが、デメリットにもあるように、
水は天敵です。その水を防いでくれるのが防水性の高い塗料。

10年に一度は塗装を行い、防水性を保つ必要があります。
また、ALCの継ぎ目にはコーキングが注入されていますが、
そのコーキングもひび割れなどの劣化が起こる場合もあります。

こちらも10年に一度は点検をしてもらい、
劣化がないか確認してもらいましょう。
塗装はおよそ100〜150万円ほどが一般的です。

いかがでしたでしょうか?ALC外壁材の特徴やメンテナンスについて
参考にしていただけたでしょうか?
初期費用の高さから、メンテナンスが必要ないと思われがちな
ALCですが、水が天敵!ということは知っておきましょう。

適正なメンテナンスを行うことで、
より長い間、ALCの長所を引き出すことができます。

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