散歩中に浮かんだ映画のこと。
暗くなってから、早歩きで散歩をした。そのときに、ふと映画のことを考えた。映画を観るのが好きなので、日常の中で、ふとある映画のことを思い出したり、映画のシーンが頭に浮かんだりすることがある。
たとえば、夫と今年1月から住み始めていた(現在はコロナの影響で帰国中)、アフリカ大陸の北のある国で、お昼ご飯を食べるためにお店に入ったときのこと。1階と2階のある、庶民的な、趣のある雰囲気の店だったのだが、2階に行ってみたら、かなり天井が低い造りになっていた。アジア人女性ひとりで、小さなローカルのお店の2階で、料理を待っている光景も客観的に見たら珍しかったかもしれないけれど、背の高い男性が入ってきたとき、天井が低いがために少しかがんだ姿勢になっており、その光景を見たときに、『マルコヴィッチの穴』という映画の、7.5階(だったか)に主人公がいる際に、かがんでいるシーンがふと浮かんだ。背が高い人には、座るまではちょっと気の抜けないお店かもしれない。(昼食は、とても美味しかった。)
今日は、ふと『ロスト・イン・トランスレーション』という映画が浮かんだ。ちょっと夜景を眺めていたからかもしれない。ソフィア・コッポラ監督の、日本の、特に東京を舞台にした映画。煌びやかな東京の街の中で、それぞれに特有の孤独を抱える、年の離れた男女のひと時の物語。
私自身、夫と年が離れていることも関係あるのか無いのか、ふと気づいたら、所謂年の差のある人たちの物語に惹かれる。(と、自分で分析。笑)
『フラッシュダンス』という映画も好きな映画。溶接工として働く若い女性が、夜はダンサーとして働き、バレエ学校入学を目指す。好きなことを突き詰めようとし、夢を追いかける彼女もかっこいいし、溶接工として働いている仕事場のボスと恋に落ちる、年の差感(恋に落ちる相手は離婚歴あり)も何だか良いなと思う。そして何よりも、ダンスが素敵な映画です。
これからも映画を沢山観て、その映画の世界観にどっぷり浸かって浮かされて、白昼夢にも出て来てほしい。そうさせてくれるような映画を観ていきたいです。
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