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2/14 誰かの帰る場所として
今日は二人の日本人の話を。
4年前くらいから「本当に北海道に住んでるの?」と疑いたくなるくらいの頻度でふらっと現れては宿泊し、気づけば北海道の仕事を辞めて長野で暮らし始めた青年が、この度北海道に戻ることになり(当面としては)最後の宿泊に来てくれた。きっとまた会えるだろうと思い、「身体に気を付けるんだよ、いってらっしゃい」と送り出した。
アルバイトスタッフとして1年ちょっと勤務してくれた女性、当時は英語は辿々しかった(でも誰よりも勉強熱心だった)が、その後留学し、一時帰国中にピンポイントで宿の業務を手伝ってくれている。「おかえり〜!!」と他のスタッフ、そして馴染みのゲストに迎えられている。
こうして日々、誰かを「いってらっしゃい」と送り出し、「おかえり」と迎え入れる。自分としてはそんな場所を持てていることが嬉しいし、誰かにとっての帰る場所として存在し続けているのであれば嬉しい。