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満足のいく遠隔サポートと現場づくり、そしてその悩み

 コロナ前とは比較にならないほどに海外からの旅人が多い。そして彼らの受け入れに関して15年の営業のなかでニーズの変化はあれど、我々に経験値が蓄積されているのも実感する。雑多な書き方になってしまうが、どんなことが海外勢の胸を打つのか、何を準備しておく必要があるのか、思ったことをメモしておく。これからうちのような小規模宿を開く人のヒントになるかもしれない(それ以外の人にとっては対して面白い話ではないと思う)。


チェックイン前のサポート

 当たり前のことだけれど、異国へひとり旅に出る前は不安なことも多い。予約者には予約内容の確認以外にも自動送信でいくつか案内をする。
1) あると便利なアプリの紹介(wifi、乗り換え、翻訳、タクシーなど)
2) 近隣の駐車場(Google mapに落とし込む)
3) チェックイン前後に大きな荷物を預けられるのか

リクエストがあれば下記をメールで送る。
1) 各観光地を紹介したオリジナルのPDF資料(概要、時刻表、お得な切符、所要時間、滞在時間、見所、おすすめの行程など)
2) 近隣の温泉、銭湯を紹介したオリジナルのPDF資料(アクセス、料金、タトゥーOKか、公衆浴場の入り方など)
とくに冬のスキー場関係は我々にとってもややこしいので、わかりやすく、かつ網羅した資料を作るのは結構時間がかかる。

ちなみにうちは欧米のゲストが多いので、booking.comのメッセージアプリ "Pulse"は便利だけれど"WhatsAPP"の選択肢もある方が喜ばれる。アジア圏のゲストが多い場合はカカオトークLINEも喜ばれるのかもしれない。

表紙。季節に応じて差し替えるが、トータルで50ページほどに及ぶ。ちなみに写真の後ろ姿は元スタッフちゃん。

現場でサポートするための事前準備

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