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「人が足りない」と「仕事が足りない」の間で

 つい最近まで「スタッフ募集をしているけれども、人が集まらない」と頭を抱えていたけれど、今の課題はスタッフの収入をアップするために「仕事を増やしたい」。従業員の数と仕事量のバランスって本当に難しい。

自分の年齢が上がってゆくなかで、ゲストに近い年齢のスタッフがいるのは大きな強み

繁閑期

 幸い長野市はそこまで繁閑差が大きいエリアではないので、年間を通じて同じ人数を雇用することはそこまで大変ではない。ただ、そうは言っても、(おおよそだが)満館13人*4000円の売り上げが続くお盆に比べると梅雨+酷暑の7月の平日なんかはその半分くらいの稼働になる。インバウンドにも大きく左右されるし、開業以来、災害もけっこうな頻度でやってくるのを実感している。

希望休を叶える

 基本的に皆がアルバイトなので、事前に希望休を出してもらい、それに従い私がシフトを組む。たとえスタッフが10日間くらいの長期休暇を希望しても(早めに言ってもらう必要があるが)希望休は100%叶う。正社員のような安定はないかもしれないが、たんまりと自由があり、長い人生のなかで「今はそういう自由が欲しい」と思うひとが働いているのでWIN-WINだと思う。
 ちなみにスタッフの希望休が重なると、なんとかするのは私の役目だ。超人手不足のときは、夕方から勤務+宿直+翌朝の掃除までをやって、昼間の2~3時間だけ家に帰る。家で家族の夜ごはん、朝ごはん、弁当を仕込み、風呂を洗い、洗濯をして、また午後のチェックインに間に合うように出勤し、宿直と翌朝の掃除までやって、昼間に自宅に帰る…の繰り返しをしていた時期もあった。ブラックもいいところだ(そもそもだけれど、パートナーの協力がないとできない荒技でもある)。
 そうなると、できればアルバイトは多めに雇用していたい、と思う。

もっとシフトに入りたい

 そう思ってアルバイトスタッフを厚めに雇用していると、個々の希望休が少ない月なんかは彼らはエネルギーを持て余す。稼げる月に稼いでおきたいのにシフトにあんまり入れない、という感じ。特に、うちの給与1本でやっているスタッフにとっては家計を考えると切実だと思う。先に書いた繁忙期であれば、じゃぁスタッフを厚めに投入するかとなるが、閑散期であれば宿の収入も落ちているわけなので、最低人数で回すことになる。

スタッフがいると客観的な意見も聞けるのはありがたい

では、これから小規模宿を開業するのにどう考えるか

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