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春の景色のために冬にやる作業(つる薔薇編)①
わたしが住んでいる九州北部では、春の薔薇が咲き始めるのは、4月の半ば頃。
2024年の春、育て始めて、2年目、3年目の薔薇たちが自分の期待以上にいっぱい咲いてくれて、とても嬉しかったです。
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特に、我が家のテラス庭から西側にかけてのつる薔薇の咲き誇った様子は、初心者から初めて4年目で、これだけ咲いてくれるんだなと、自分でもビックリでした(#^^#)
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そうなると、来年はもっともっとと、期待は膨らむものです。
春の薔薇をたくさん咲かせるためには、冬の間にやっておく作業があります。
①枝を短く切る(剪定といいます)
②土をかえる
③つる薔薇の枝を止め付け直す(誘引といいます)
薔薇は秋、だいたい10月から11月くらいに咲いたら、その後は休眠に入ります。薔薇は落葉樹なので、冬は葉っぱが落ちます。そうして枝だけの状態になって、その間に、栄養をたっぷりたくわえて、春にまた咲く、というサイクルです。
この、薔薇が休眠期に入っている間に、不要な枝を切ったり、植木鉢の土を新しい土に入れ替えたり、そして、つる薔薇は枝をまたフェンスやオベリスクに止め付け直すのです。
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わたしが住む九州北部地方は、暖地ですので、これらの作業を毎年12月から2月の上旬くらいにかけてやります。
つる薔薇の場合、1年をかけて枝がかなり伸びるので、株全体がどんな状態かを把握する目的と、株を休眠状態にするために、まずは残っている葉っぱを取り除きます。
その後、伸びた枝を切っていくのですが、せっかく伸びた枝をどうして切るの?と思われるかもしれません。
でも、枝を切ることも、春にたくさん花を咲かせるために必要なんです。
薔薇は、古すぎる枝にも、若すぎる枝にも花をつけません。想像しやすいと思うのですが、株の根元の方は古い枝が多いです。そして、その年伸びた枝の先の方は、若くて細くてやわらかいです。この先の方の細い枝には花が付きにくいです。
薔薇の花の大きさで違うのですが、花の直径が10センチ以上の大輪と言われる花をつける薔薇は、枝の太さが鉛筆くらいの太さの枝に花をつけると言われています。
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ですので、先の方の細い枝は鉛筆くらいの太さの枝のところまで切り落とします。
花が7~8cmくらいの中輪といわれる花は、割りばしくらいの太さの枝、4~6cmの小輪の花をつける薔薇は竹串くらいの太さを目安に枝を切っていきます。
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その後、わたしは全部鉢植えで育てているので、鉢の土を新しい土に入れ替える作業をします。この作業は毎年でなくても、2年に1回くらいでも大丈夫だと言われています。
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わたしはこれまで毎年、株を鉢から全部取り出して、古い土を取り去って、伸びすぎた根っこを少し切ったり、そして薔薇の大敵である虫(コガネムシの幼虫)がいたらそれを取り除いたりしていました。
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2024年の12月もこの作業をやりました。
長くなるので、この続きはまた次に紹介します。