日光おもてなしガイド その3 ークリンソウめぐりー
3年ぶりに再会した義父母をもてなす日光ガイド。
ガイド2日目の様子をお届けする前に、ちょっとブレイク。
今回の旅行では、この時期ならではの可愛らしい花をたくさん見つけました。
その花の名はクリンソウ。
今日は、初夏の日光のまちを彩るクリンソウのご紹介をいたします。よろしくお願いします。
※写真はすべて2022年6月4日、5日に撮影したものです。
日光田母沢御用邸の庭園を歩いていると、水辺に色鮮やかな花が咲いていました。
クリンソウ(九輪草、学名Primula japonica)サクラソウ科サクラソウ属
名前の由来
花は下の方から階層(段)になって次々と咲いて、その姿がお寺の屋根の先端についている九輪に似ているところから「クリンソウ(九輪草)」の名前が付きました。
生息場所
北海道から本州、四国の山間部に分布する多年草で、湿り気のある環境を好みます。山野のせせらぎや渓谷の湿地に自生し、草丈は大きなものでは90cmほどになり、サクラソウ科の中でもっとも大型の部類となります。
茎のまわりをくるっと囲むように咲く、クリンソウ。
中禅寺湖畔にある千手ヶ浜がクリンソウ群生地として有名ですが、実は他にも群生している場所がいくつかあるので、ぐるぐる見て回るのが楽しいです。
道路沿いにある群生地でも、きれいに咲いていました。花や葉を踏まないように、そーっと近づいてみます。
光の加減で、花の色が違って見えます。
ピンクのクリンソウもありました。
淡いピンクも涼しげでかわいい。
数は少なかったけれど、白いクリンソウも。
また、いろは坂を降りた市街地にもクリンソウが咲くスポットがあります。去年、散歩中に偶然見つけて、このお宅に住んでいらっしゃる方とお話をしました。クリンソウが好む環境を作るのが大変だとおっしゃっていました。
なんといってもこちらの場所には、黄色のクリンソウが咲いています。
ピンクと白のマーブル模様もめずらしい。
奥日光よりも標高が低い場所なので、茎の下の方は花が咲き終わり、丸い種がたくさんできていました。
種がこぼれて、また芽吹く。
来年もクリンソウが咲きますように。
森のなかで、街のなかで、静かに咲くクリンソウ。
訪れるひとを笑顔にする花です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回、日光ガイドはいよいよ最終回。最後まで走り抜けます!(長いよって言わないでね…笑)
ではまた(о´∀`о)