午後のひととき、川であそぶ
8月に入り、夏まっさかりです。
週末、涼をもとめて川へ遊びに行きました。
訪れたのは、鹿沼市西部を流れる大芦川。
のどかな山あいを流れる大芦川は、上流部には手付かずの自然がのこっており、関東一の清流といわれています。
コロナの頃から大芦川のレジャー客が急増したため、川遊びからは遠のいていました。ですが、連日のこの暑さで川が恋しくて。夕方からなら遊べるだろうと自宅を遅めに出発し、西大芦フォレストビレッジ(河川公園)へ向かいました。
午後3時に到着すると、予想どおり駐車場は空いていて、スムーズに停めることができました。スタッフの方に「4時で閉まっちゃうけど、だいじけ?」と念を押され「全然構わないです。」。1時間も遊べば、じゅうぶんですから。
駐車場の横にはテントをブルーシートで囲った更衣室までありました。海の家ならぬ川の家で、とっても便利。
そそくさと水着に着替え、浮き輪と水中メガネをもって橋を渡り、川へ向かいました。
ええ、40代半ばの夫婦ですけど、遊ぶ気まんまんです。
西大芦フォレストビレッジは、古峯神社の大鳥居からすこし下流にあります。川遊びエリアは長さ300~400メートルほどあり、両岸はコンクリートで整備されていました。
水量はかなり少なめで、子どもたちも浅瀬を歩いたり、親御さんと浮き輪で浮いたりして、楽しそう。
はじめての場所で遊ぶのは、とても勇気がいります。
「元水泳部でしょ」と言われるけれど、川の深さや流れのはやさ、岩の大きさなど、プールと違ってわからないことだらけ。だから、川も、海も、入るときはいつも緊張します。
川岸の石には茶色くて、うすくコケが生えていました。
足を浸けると、なるほど、拍子抜けするほどあったかい。
石の上に座りながらずりずり川へ入り、腰まで浸かったところで、ザブンと前へ。流れに身を任せます。
川の中を覗きながらゆっくり下流へと進んでいくと、目の前に15センチほどの鮎やハヤの群れが次々に現れました。手を伸ばすと、魚たちはさーっと逃げてゆく。ヤマメは1匹だけ見つけました。
10メートルほど泳ぐとすぐに浅瀬になって、川底にお腹がつきます。
遊べる場所はすくないけれど、魚といっしょに泳げて、たのしい、きもちいい!
こんなに冷たくない川ははじめてで、泳いではあがり、また泳ぐ…の繰り返し。夫より遊んでいたそうです。
閉園時間が近づき、遊ぶ人が少なくなってきたので、浮き輪を投入。浮き輪の上に座り、プカプカ流れにのります。段差をくだるときの、スリリングなこと。
近くに遊んでいた女の子たちと、順番こに楽しみました。
そしてとうとう時間切れ。たくさんいた家族連れもほとんどが帰ってしまい、がらんとしています。
結局、時間ギリギリまで目いっぱい遊びました。
午後のひととき、川遊びはとても気持ちよくて、たのしかったです。
今度は、上流部で遊べたらいいなあ。
ひゃーっと声が出るほどつめたくて、青く澄んでいて、たくさんのヤマメや鮎と一緒に泳げる、とっておきの場所で。
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