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アイライキュー心ときめく初音かな
3連休の最終日、朝から悶絶した。
布団の中でこむら返りになったわけでも、立ち上がった拍子にぎっくり腰になったわけでもない。
推しのひとりである、ビッケブランカさんの新曲「アイライキュー」と5周年記念ベストアルバムの配信がスタートしたのだ。
美しい高音。そしてSNSから伺える、明るい性格。耳に残る音楽はもちろん、あっさりとした端正な顔立ちが、ものすごくタイプなのである。(ちなみに主人はこってり。えっ?)
3年前に初めて「Ca Va?」を聴いたとき、なんじゃこりゃ? と度肝を抜かれた。
独特の裏声とリズムは、これまで聴いたことのない音楽だった。ほかの曲も聴いていくと、なんだかクセになる。やがて「いいじゃん」と、ずるずると沼へ落ちた。
ジャンルレスなビッケブランカさんの音楽は、聴くたびに驚きがある。
「ファビュラス」「追うBOY」には自然と体が動いてしまうし、「夏の夢」なんて、恋愛をしているかのように胸がぎゅーっと苦しくなる。これが、エモいってことなの。
とにかく、バラードが好きだ。
以前noteにも書いたけれど、大切な友達に二度と会えなくなって泣いてばかりだったとき、「白熊」には何度も何度も助けてもらった。今でも時々お世話になる、宝物の曲だ。
それにバレンタインには「Winter Beat」、春が近くなると「ウララ」「ポニーテイル」が聴きたくなる。
わりといろんなアーティストさんの音楽をつまみ食いしているけれど、結局、巡り巡って戻ってくるのはビッケさんのところ。
そう、マイホーム。わたしの心を潤してくれる、とびきりの栄養剤だ。
先日リリースされた、メジャーデビュー5周年記念ベストアルバム「SUPERVILLAIN」は、ファン投票によって決定した楽曲を中心にセレクトされている。
新曲を含めた全36曲は、2時間半。まるでライブのようだ。途中「もう一回聴こ」とリピートを入れつつ、3時間以上かけてぶっ通しで聴いた。そうそう、これは外せないよねとか、この曲知らないとか、ぎゃーそうくるかー、とか。
待って、Postmanが入ってないよ!
Spotifyのリンクは大きい。でもいい、チョー好きなのである
改めて思う。一曲一曲、万華鏡のようにキラキラとかたちを変えて輝いている。そして、ビッケさんの音楽の中心には、悲しいことも楽しいことも全部「それでいいんだよ」と受け止めてくれる「優しさ」がある。
そして新曲「アイライキュー」。
囁くようなアカペラではじまり、胸をぎゅーんと鷲づかみされる。うおお、恋の歌だ。
ビッケさんらしい、春らしいポップで軽やかなリズム。洗面所で、うきうきしながら聴いていた。そして中盤、
洗ったばかりの主人のおパンツを持つ手が止まった。
好きだよじゃなくて もうこう言うしかないんだって
こんな素敵な Baby I love Hmm…
ベイビー、アイラブ、んんん〜〜♪
んんん〜〜て!!!!
「誰のことだろうね」と、いたずらっぽく笑う彼の顔が目に浮かんで、胸がキュッとする。ビッケさんてば
やーん、あたしに言ってくれてる♡(勘違い)
この「んんん〜」がたまらなく可愛くて、何度もタップして繰り返し聴く。わたしの脳内もiPadも、壊れかけのレディオ。
体をくねらせながらひとり悶絶する、休日の朝であった。
なお、時間差で公開されたMVは、多幸感に包まれる音楽とは裏腹に、失恋を思わせる。忘れたい思い出なのかどこか物悲しく、こわさすら感じる。
また、5周年記念とあって、これまでの楽曲にちなんだポスターやアイテム、演出がところどころに散りばめられている。見覚えのあるダンスも、あるようなないような…。だれかおしえて。
ああ、なんてしあわせな休日。
ビッケさん、5周年おめでとうございます。すき。あっ、どさくさに紛れて言っちゃった。
最後に一句。
アイライキュー心ときめく初音かな おりちゃ
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