【ないしょ話】 夢に出てくるひと
「最近毎日、○○(わたしの名前)の夢を見る」
もぞもぞと、隣の布団から顔だけ出して主人は言った。
「うふふ、そうなの?」
付き合いたての時も、そんなことを言っていたっけ。当時20代、照れくさくて、うれしかったなあ。
今は、24時間一緒にいる。
主人がどんな夢を見たのか、ちょっと気になる。楽しい夢ならいいけれど、嫌な夢かもしれない。
主人はきちっとした性格で、仕事でも生活のことでも厳しい。わたしはいつものんびり、ぼんやり。そのわりに気が強いものだから、いつも主人をイライラさせる。
2人だけの生活。楽しいけれど、ときに窮屈で「顔も見たくない」と思う時もあるし、言われることもある。
せめて眠っているときくらい、穏やかで楽しい夢をみたいだろうにな。いい夢? 悪い夢? またわたし、迷惑かけてる? ああ、やっぱり知らなくていいや。
わたしはとぼけて「おかしいなあ。わたしの夢には、あなたは一度も出てきてくれたことがないのよ。」
本当に、主人の夢を見たことがない。
「俺は遠慮してるの。」「うふふ、そうなんだ」
控えめか。ってことは、わたしは夢の中でも主人に意地を張ってるのだろうか? そんなやり取りをして、朝食の準備を始める。
言えない。
主人がわたしの夢を見ていたとき、わたしは別のひとの夢を見ていたなんて。
鳥海連志選手が夢に出てきた。
東京パラリンピック車いすバスケットボールで大活躍中の鳥海選手。
ふたりでキッチンで楽しくおしゃべりしていた(夢を見た)。わたしが料理をしていて、彼はカウンターにいて。
しばらくして、鳥海くんは「おりちゃさん、あの、話があるんです。」と真面目な顔をして言った。
どきんとした。見つめあったその時、夢から覚めた。
「朝だぞ。3秒で起きろ」という、主人の声で。
やーん。くやしい。
夢の中にいたひと。
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うふふ、変な話ですみません。
鳥海連志選手、すてきですよね。ひらりと相手選手をかわす華麗なターンと、献身的なディフェンス。一言で言えば、ファンタジスタです。おまけに長くたくましい腕に、端正なお顔立ち。惚れっぽいおりちゃは、一試合目で堕ちましたとさ(n*´ω`*n)笑
そして、上でご紹介させていただいた、鳥海選手の色鮮やかな2枚の写真。艶っぽくないですか。キラキラしてませんか。
どちらも、GO Journal(ゴージャーナル)という、写真家・映画監督の蜷川実花氏がクリエイティヴ・ディレクションするグラフィックマガジンに掲載されていました。
GO Journal公式サイト
パラスポーツ選手のインタビュー記事に、蜷川実花さんの写真がたくさん盛り込まれています。とても、綺麗です。
こちらのマガジンは、日本財団パラリンピックサポートセンターが主催し、全国の高校や書店などへ無料配布しているそうです。
そしてうれしいことにWEB版がありました。バックナンバーも英語ページも読めましたよ。
鳥海選手の美しい写真と、インタビューはこちらの記事です。
競技中とはまた違った一面が見られるかも。ファンの方、必見でしゅ!!
さあ、いよいよ本日、準々決勝。ベストを尽くして、ぜひ頑張ってほしいです。応援するぞー!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた(*´▽`*)
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