日光おもてなしガイド その1 ー日光植物園を歩くー
先週末、夫の両親が遊びに来ました。
最後に顔を合わせたのは、コロナ前の2019年のお盆です。久しぶりの栃木観光を楽しんでもらおうと、夫もわたしも大張り切り。2日間にわたって、日光の名所から穴場まで、ぐるっと案内をしてきました。
その様子を数回に分けてご紹介いたしますので、お付き合いいただけるとうれしいです。
それでは日光おもてなしガイド、スタート!
3年ぶりの再会
当日は朝7時から町内の清掃活動があって、10時には病院の予約をしていました。義父母は11時過ぎに宇都宮に到着予定、なかなかタイトなスケジュール…(^◇^;)
予定通り用事を済ませ、ささっと部屋の掃除機をかけて。夫は駅へと2人を迎えに行きました。
しばらくしてブルルンとエンジン音。そわそわしながら玄関先で待っていると、階段を登りながら「おー、久しぶり」義父のよく響く声と、義母の笑顔。ふたりとも変わらず元気そうでした。
「お久しぶりです。ようこそ!」現在の自宅兼事務所に来たのは初めてなので、夫はさっそく家を案内していました。
「元気だった?」明るい義母の声。そうそうこの感じ、久しぶりだなあ。
日光植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園)を散策
旅行好きな義父母は、日光を何度か訪れたことがあるため、今回はちょっとしたトレッキングを計画しました。2人にはたくさん歩くから歩きやすい靴で来てね、と事前に伝えておきました。
最初に向かったのは、noteで何度も紹介している日光植物園です。
園内を散策する前に、まずは腹ごしらえ。
持ってきたけせもいさんのお弁当を休憩所でいただきます。お弁当の写真を撮りわすれたので、公式サイトから。
上品な味付けの幕の内弁当。2人とも美味しいと喜んでくれましたよ。
おなかも満たされ、さっそく散策スタート。
受付でいただいた見ごろの花マップをもとに、園内を歩いていきます。
義母は以前、小学校の先生をしていました。園芸も好きで植物に詳しくて、しかも好奇心旺盛。
「これはユリの仲間ね。」「わー、こんなお花初めて見た!」おしゃべりが弾みます。
そして「見て! こんなに小さくて、かわいいお花が!」義母が見つけたのは高山植物です。
すずらんのようなかたち。光に透けてキラキラしていました。
そして、この日どうしても見つけたかった植物がありました。園内マップを何度も確認して、夫がようやく発見! ギンリョウソウです。
ギンリョウソウは菌類(キノコやカビの仲間)から栄養をもらって生きる植物。
「わー、不思議!まっしろねえ」「ギンリョウソウモドキっていうのもあるんだよ。」
不思議な植物とのご対面に大喜びです。
この日の気温は18℃と森の中はひんやり涼しくて、義父は「ちょっと寒いくらいだな」。皆でおしゃべりしながら、ずんずん進みます。
ミズバショウ池は鬱蒼としたジャングルに。そしてミズバショウの葉は、おばけみたいに大きくなっていました。
アヤメがきれい。
池に咲いていたコウホネは色鮮やかで涼しげ。
途中、ハッカを見つけたので「葉を擦るといい香りがしますよ」と声をかけました。「うわ、本当だ! 爽やか〜」
園内を案内しつつ、わたしもしっかりとカメラをパチリ。面白い植物がたくさんありました。
「けっこう歩いたね」
アップダウンのある園内を約1時間半ほど歩き、ほどよく疲れたところで次の場所へと向かいました。
ガイドは次回へと続きます。お読みいただきありがとうございました!