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なぜ具体抽象思考が大事なのか?

どうも、ケッキング山田です。

具体抽象思考がよく大事だ!みたいなこと言われますが、これがなぜなのか?を理解してますでしょうか。

よくわからないって人もこの記事を読めば、納得して、思考の抽象度の幅を広げることは大事なだということがわかると思います。

ケツ山サロンのメンバーにもたくさんアウトプットしてもらいました。

ありがとうございます。

ケツ山サロンはこちら。

ここからは僕の見解を書いていきますね。

まず前提、具体抽象の概念についてこねくり回すのは誰も求めていないと思うので、お金を稼ぐ上で具体抽象はなぜ大事なのか?という観点から紐解いていきます。

僕は発信者としてのレベルの高さは具体抽象を行き来できる長さにある程度比例すると思ってます。抽象に偏りすぎても具体に偏りすぎてもダメです。

思考の抽象度を上げるとは真理に近づくことです。真理に近づくと、見える世界が広がります。見える世界が広がると、発信者としての面白さにつながります。発信が面白ければその他大勢と差が生まれるので、その差がお金にもつながります。

お金稼ぎがテーマであれば、お金とは何か?資本主義の仕組みはどうなってるのか?こういった抽象度の高い概念ほど真理に近くなるし、理解すればするほど具体のものを見た時に点と点が繋がるアハ体験を経験できることでしょう。

おそらくほとんどの人が「そんなことはどうでもいいからとにかく稼げる方法教えろ!!」みたいな思考で、上記のような抽象概念をガン無視で、「1日1時間未満の作業で月30万円稼ぐ方法」みたいな超枝葉のようなものばかり収集してますよね。

これの何が問題なのかというと、抽象が本質で具体が枝葉なので、枝葉に意識が向きすぎると、気が付いたら本質からズレた行動をし始めるんですよね。

つまり、日本地図という抽象の全体像がない状態で、ガムシャラにどの方角に向かってるかわからないけど、具体特化の行動でとりあえず直進してるイメージです。

運が良ければうまくいく可能性もありますが、このタイプは成功要因を言語化できないので、結果が出たとしても偶然でしかありません。まぐれでうまくいった人がコンサルとか取り出したらカオスですね。

教えることが論理的ではなく、「俺がこうやって成功したからお前もそうやれ」的なスタンスになるので、やることはロジックのない大量行動になります。偶然進む方角と行動が一致すれば爆発するでしょうが、運要素がかなり強くなるでしょう。

これって、側から見たら全部計算してうまくいってるのか、偶然うまくいってるか見分けることができないので、難しいところです。だから、背景の思考を見る必要があるんですね。思考が浅い人は時流ににのって偶然うまくいった行動タイプなので、ロジックに再現性がない可能性が高いです。

しかし、時流に乗り続けてる人は優秀なので、これもまた表面の判断では難しいし、一言で断定はできないんですよね。

ビジネス界隈には抽象理解が欠如して、本質からズレた行動をする人が多い印象です。

例を出すと、ビジネスの本質って価値と価値の交換じゃないですか。(価値についてはこちらで詳しく解説しました。)

この本質がわかってなく、具体特化の人は「自分が稼ぐ」ということばかりに目がいくので、人から奪おうとするビジネスをやりがちです。

・スパムDM営業
・詐欺コンサル
・誇大広告
・エアプ、嘘

「価値の交換」という視点が抜け落ち、「自分が稼ぐ」しか考えてないと、最初は騙される人が釣れて一時的にはいいかもしれませんが、段々と自分と取引してくれる人が減ってくるので、徐々に衰退していくということです。

抽象思考は具体の行動が正しいかどうかを判別する指針になります。

僕がビジネスを教えてる方の1人で行動量は1日10時間とかできるのに、今まで本人が思ってるほど結果に繋がらなかったという人がいるんですが、それも原因は抽象思考の欠如ですね。

たくさん動いてはいるけど、地図がぼやけてるから、正しい方角がわからず、なかなか目的地に辿りつかないんです。

構造的に勝つモデルなのかどうかを把握できなければ、いつまで経っても望み通りの結果にも人生にもならないので、よくわからんけど、とりま行動に逃げるのは危険な行為です。

DJ社長も大事なのは「頑張ったとか」じゃなく、「どうやって結果を出すかだ」って言ってました。

もちろん、大量行動すればある程度の結果は出ますけど、前提に勝つモデルを構築できていなければ、費用対効果は本来の10分の1とかになったりするので、非常に勿体無いです。


ですが、思考の抽象度を上げ続ければいいって問題でもありません。当然ですけど、行動しなければ結果は出ないですし、結果に直結するのは具体的なノウハウであり、行動の部分をどれだけこなせるかです。

あれこれ理論を語っても何もしなければ結果は0なので、それなら具体特化でがむしゃらに行動しまくる方がまだマシですね。

バカの方が稼げるって言われるのもバカは複雑なことを考えずにとりあえず動くからです。でも、同時にどこかで頭打ちにもなるので、自分で抽象思考を身につけるか、その思考を持ってるマーケターやコンサルタントと組むかは必要ですかね。この具体と抽象の歯車が噛み合えば、相乗効果で覚醒します。

僕は思考の抽象度の差を生かしてビジネスしたりもしています。

本人が気づかない改善点に気付けたり、もっと効率のいい一手を提案したり、マーケ導線組み替えて労力を減らしながら、売り上げ最大化したりする施策思いつくの得意なので、こういったビジネスもアリですね。

脳を使うだけなので、ナマケモノの僕とは非常に相性がいいです。

結果が出ない人は抽象特化で机上の空論マンになってるか、おはよう戦隊入隊など行動はしてるけど頭が悪すぎるか、勉強も行動もしてないか。

大体、これのどれかですね。

具体抽象の幅がある程度広がると、いちいち勉強なんてしなくても演繹的思考により、毎日、新しいアイディアが着想したりします。

また、様々な具体的な事象を見た時に共通点を即座に見出し、独自のロジックを編み出すという帰納的思考もできるようになります。

具体抽象思考のトレーニング方法は本質寄りのロジックをインプットしたときに具体の行動に転用できないか考える癖をつけること、具体のノウハウを見たときにそれを抽象化して別ジャンルでも応用できるロジックを作れないか?を考えることです。

そして、それを頭の中だけで完結させずに実際に発信してみたり、手足を動かして仮説検証をすることです。

この泥臭い作業の積み重ねでちょっとずつ思考できる具体抽象の幅が広がり、見える世界が拡張していき、できることも増えていくので、人生が楽しくなるということです。

思考の抽象度がマックス低い人は言い方悪いですが、誰でもできる単純労働で雇用されるだけの人生になります。上のレイヤーの人々がどういう思考で生きてるか見当もつかない、もしくは全く見えないので、目の前のタスクをこなすだけになるんですね。見える世界もすこぶる狭いので、世界が退屈なものに見えることでしょう。

お金を稼ぐためだけでなく、人生を豊かにし、可能性を広げるためにも具体抽象の幅を広げていきましょうってことです。

以上です。ありがとうございました!

こういう価値とか、思考とか、具体抽象みたいなのをより詳細に解説したコンテンツはこちら↓(4年前のコンテンツなので、最近は全く推してなかったですが、僕のコンテンツの中で評判は一番いいです)


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