響け!ユーフォニアム3 第10話 瞳に映るものは・・・
ユーフォ3の第10話。
神回でした。
京アニはあの事件からテレビシリーズから遠ざかっていました。
何本かの映画を経て、念願?のテレビシリーズ。
もう、マジで感謝しかありません。
最終回まで3話くらいありますが、京アニ関係者の方に深い感謝を。
今回は考察というかただの感想です。
もうただただ神回だった。
京アニありがとう。
久美子の瞳の演出
スピーチの時にうるんだ瞳に映る部員の姿。
こんなの一時停止しないとわかんないですよ!?
しかもこれは演出として的確だと思います!
部長としてではなく、黄前久美子として部員の前で自分の気持ちを伝える。
それは怖いことでもあります。
感情が高ぶり涙が出るが、下ではなく前を向き部員と真正面から向き合ったことでこの瞳ができます。
久美子の成長を的確に表す表現として非常に良いと思います。
技術に酔った自己満足ではありません!
さすが京アニクオリティ!そこにしびれr(ry
10話は他にも印象的な瞳がありました。
京アニの作画が素晴らしいのは言うまでもないんですが、それでも視聴者の感情にダイレクトに伝わってくる描写力はさすがです。
10話は特に乗りに乗ってましたね。
久美子スピーチ
思っていることが素直に口に出ちゃう久美子の癖。
それが部長としてみんなの前に立った時に出てきた。
これから話す言葉は黄前久美子の言葉なんだと意識づけてくれます。
久美子のスピーチが始まったときは部員の顔はそれぞれでした。
困ったような顔
驚いた顔
心配そうな顔
真剣な顔
みんなの心境は一つにまとまっていない。
まさに今の北宇治の状態を表していました。
それがスピーチの後は北宇治ファイトー!です
響いたぜ。久美子のスピーチが。
目を真っ赤にした甲斐がありました。
そして葉月ちゃん、地味にナイスプレーです。
あの声掛けがなかったら雰囲気も違ったでしょう。
また、あの足踏みはチューバのような重い楽器を持っている人特有の拍手だそうです。
さすが京アニ。芸が細かい。
3年間を一緒に頑張ってきた仲間と最高の演奏をしたい。
1~3年関係なく目標に向かって努力できる北宇治ミュージックが全国に届かないわけない。
久美子・・・部長としての仕事したじゃねぇか・・・。
これには麗奈もにっこりです。
なんでもかんでも部長に任せるんじゃねぇぞ
あの~、久美子の負担が重すぎませんか?
吹部の部長ってこんなに大変なんですか?
役職手当なんてものは当然なく、タダ働きですよね?
高校生に任せていい職務じゃないですね。
久美子の胃にいつ穴が開くのか心配で仕方ないです。
個人的には麗奈の意見は筋が通っていて、当たり前のことを言っていると思っています。
筋が曲がっているのは久美子ですが、部の雰囲気が悪いのは事実。
それをまとめるのは部長の役割。確かに麗奈の役割というよりは部長の役割なんですが・・・なんでも部長にまかせるのは間違いだとも思います。
それでも私たちなら、私たち3人なら・・・。
久美子目線で見ているので麗奈が悪者みたいになっていますが、麗奈のように初志貫徹できるのは並大抵のことではありません。
北宇治は麗奈にも救われていたと思います。
麗奈がブレブレだったらそれこそどうにもなってなかったでしょう。
まとめ役の久美子と修一。
演奏指導の麗奈。
自分の役割を全うして初めて全国が見えてくるということなのでしょう。
あすか先輩は相変わらずかっこいい
魔法のチケット使ってあすか先輩に会いに行くほど追い詰められた久美子。
久しぶりにあったあすか先輩はただただかっこいい。さすがあすか先輩。
そして助言も的確です。
生徒と先生の間に第三者的な立ち位置で助言してくれる存在はありがたいですね。
そりゃ久美子もダッシュしますわ。
そして脇の描写いいですよね。
こういうところに力を入れる京アニが好きです。
香織先輩・・・まじでエンジェルに?
部屋に置いてあった分厚い赤い本は「看護六法」という本のようです。
あすか先輩は京都大学らしいので、これは香織先輩のものでしょう。
白衣の天使になっちゃうわけです。
香織先輩マジえんじぇる~!
ルームシェアをわざと見せつけるようなあすか先輩
なかよし川もルームシェアっぽいし、吹部の人は卒業したらルームシェアするのが定番なんでしょうか?
このアニメでは割と強調しているので、久美子の未来なのかもしれません。
膝枕を日常的にしているのかが気になります。
あすか先輩なら久美子に見せつけるためだけに普段やらないことをやっている線もあるので侮れない。
麗奈の膝枕を堪能しながら沙里ちゃんの悩みを聞く大学生久美子が見れるんでしょうか?
いきなり突撃したら修一といちゃこらしているところに遭遇するかもしれませんけど。
あすか先輩の留学発言はマジっぽい?
麗奈が幹部ノートを受け取るときに留学に関する資料を見ています。
以前、先生と進路について話しをしていたと言っていましたし、プロの演奏家になるなら海外に行くのは自然の進路・・・なのかな。
上昇志向が強く、家も太そうな麗奈なら選ぶ進路と言えるでしょう。
久美子ダッシュ
1期のリフレインです。
あの伝説の上手くなりたいダッシュから9年。久しぶりにダッシュです。
あの時も泣きながらダッシュしていましたが、今回の涙は意味が違います。
大人になると涙を流すたびに大切な何かを落とすような気持になりますが、若いときの涙は頬を流れる間に乾いてしまうものです。
まだ全力でやり切ってない
悔し涙拭ったんだ青春のフレージング!!
もう一回大げさな夢を探しに行こう!!!
もう完全に二期のオープニングです。
久美子、全盛期です。
そしてタイトル回収
響いたんだよ
久美子のわがまま響かせてぇ!
久美子の言葉で響かせてぇ!
久美子のスピーチで響かせてぇ!
行くぜ全国!北宇治ミュージック!ってこと!?
あれ?響いていない人が一人・・・
やはり最後の山場は黒江真由でしょうか。
黒江真由には久美子のスピーチは響かない?
黒江真由には久美子スピーチが響いていないような描写でした。
持っているユーフォをぐっと握りしめる黒江真由
私にはわからないよ
とか
私にはユーフォしかない
みたいに感じられましたが、どうでしょうか。
久美子が全国金を目指しているのは個人的な理由というよりも先輩から受け継いできたものとかそういう環境的なものが強いと思います。
対して、黒江真由は奏者として参加しているだけというのか、演奏を楽しみたいだけというか、そうせざるを得なかったというべきか。
転校が多かったであろう黒江真由には先輩とのバックボーンはないんですよね。
北宇治は久美子のスピーチで一つになりました。
そのきっかけとなったのは全国金を取ったことがないからという過去の経験の一致でしょう。
黒江真由にそれは響きません。
前の学校で全国金とってますからね。
そんな黒江真由には何が刺さるのか。
これからどうなるのか楽しみです。
全国金を取るための最後のピースは黒江真由か?
久美子は自分と向き合い他者と向き合い自分を出すことができました。
1期の時のような少し挑戦的な顔で掛け声をかける久美子は全盛期に突入したと言えるでしょう。
関西大会は話しの流れ的に全国大会出場で固いでしょう。
これでダメ金だったら、まぁそれはそれでいいかもですが。
全国出場は1年の時にも達成しています。
しかし結果は全国銅賞。
なんというか、素直に喜べない結果でした。
何が足りないのか
金を取るためにどうすればいいのか
経験者に聞くのが一番です。そう、黒江真由です。
残りの3話は黒江真由に焦点が当たるのでしょうか。
今度は黒江真由が感情を爆発させてくれると面白いですね。
あと、関西大会でも演奏を聞かせてくれなかったので全国大会で完成された演奏を聴くのが楽しみです。
まぁ私の意味だと馬の耳に念仏なんですけどね。
とにかく全国大会が楽しみです。
ユーフォ3期は全ての話しが面白くて、しかも回を経るごとに面白くなっています。こんなアニメは久しぶりです。
最終回まであとわずかですが最後まで楽しみたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?