経験豊富なあなたが、投資で失敗する意外な理由
勉強しても勉強しても儲からない理由。一言で言えば、間違った勉強をしているからです。
野球が上手くなりたいのに、理屈や理論や知識を増やしてばかりで練習をしない。評論家ぐらいにはなれるでしょうが、バッティングが上手くなったり、速い球を投げられるようにはなれません。野球が上手くなりたければ、練習するしかない。普通は、そう考えます。
でも、トレードが手くなるために、練習をしようとする人はいません。
上手い下手が影響する世界なのに、 なぜ、練習しないのでしょう?
もともと株やFXを始めた動機が、「楽で簡単に一気に大金を、できれば一円も損することなく儲けてやろう」ということなので、根本にあるものは「苦労などしたくない」「楽に稼ぎたい」「お金を稼いでいる人は、秘密を知っているはずだからその秘密を知る努力をすれば何とかなる」。これが、間違った意味のない勉強をする理由です。
そこで、これから話すことを念頭に入れ、常に向上を目指し学ぶことで勝てるか可能性は高くなります。
稼げない奴がやってる事とは?
本を読んだり情報商材を買ったりカリスマのDVDを見さえすれば学べていると思っているようでは、その辺の凡人と変わりません。
まず、トレードを勉強しようと思えばほぼ全員が、投資本かyoutube動画か、証券会社のセミナーで学ぼうと考える。中学生でもこのぐらいのことは考えるでしょう。そのぐらい誰もがやっているような事を同じようにやっても、所詮他大勢と変わらないという事だし、投資を始める95%が負ける事実が物語っています。
相場はゼロサムゲームの世界であって、誰かの損が誰か儲けにつながる。では、あなたが儲けるためには、あなたより弱い人を探し出さなくていけなくなる。
あなたより弱い人はどこにいるんだろうか?
中学生でも思いつく程度のことをやっていても、中学生以下の人はそんなに多くないことを知る必要があります。
いつもいう言葉です。
「勝ったこともない素人が考える程度でやりたい事だけをやり、面倒なことは避けて通る。どうして稼げると思うのか?」。
YouTubeの投資講座も、DVDでカリスマの手法を学ぶことも、証券会社へ行ってセミナーに出席することも、その程度ならすべての人が同じことをしています。
こういう人たちには、実は大変重要な役割があるんです。海で泳ぐイワシと同じで、大型魚や海鳥、クジラの餌としてなくてはならない存在であると言うこと。こちら側から見れば、食べられるだけの餌なので、大事なことを勉強する必要などないわけです。
資金の供給元として、素人が考える程度のことだけをやって勝てる可能性に賭け、日々大儲けする夢を見る。その供給元は証券会社が頑張って集めてくれるので、こちら側は集客しなくていい。証券会社は手数料商売だから、たくさん客がいる方が会社は儲かる。
しかも、下手くそほど頻繁に取引をする。1年以内には集めたお金は集めた分だけ消えていく。損してやめていく。だから、証券会社は常に新規開拓を至上命題としているのです。
誰も、資金の供給源になりたくてトレードを始めるわけではなく、「儲けたい」と思っているはず。それなのに、他大勢と同じことをして損してやめいく。
本当に面白い世界です。