新社会人が読みたい日経記事(1)学校で教えて欲しかったお金の話

日経新聞の中で、新社会人にとって見ておく価値のある記事を備忘録がてら紹介。なお、日経新聞のデジタル版を購読していないという方でも、本記事執筆時点では2か月無料体験ができるそうなので、ご興味があればどうぞ。

日経デジタルにはビジュアルデータというコンテンツがあってどれも面白いのだが、中でも見ておきたいのがこの記事。

25歳で東京一人暮らしからスタートして、貯蓄や年収、積立投資額、結婚、教育、介護などの情報を入力すると、「老後2000万円問題」をクリアできるかどうかゲーム感覚でシミュレーションできる。私の場合、堅実な生活を送らざるを得ないことがよく分かった。貯蓄だけに頼るのではなく、積立投資をすることが重要であることも分かる。

ただ、個人的に疑問なのは、65歳時点で持ち家なのか賃貸なのかで、老後の費用も結構違うのではないかと思うのだが、その点はどうも言及されていないこと。2,000万円という値が自分にとって適切なのか吟味することも必要ではないかと思う。

続いて手取りと額面の違い、内訳がよく分かる記事。

基本的な事項だが、
額面給与
=基本給+手当+賞与(ボーナス)
ただし、
手当=時間外(残業)手当+通勤手当+住宅手当+家族(扶養)手当+その他手当

手取り=額面給与-社会保険-税金-組合費などの天引き
ただし、
社会保険=健康保険料+厚生年金+雇用保険+介護保険(40歳から)
税金=所得税+住民税(入社2年前から)

社会保険や税金の詳細については次の記事。

保険料や税金額がどうやって決まるのかがこれで分かる。

また、年金の話もとても大事。

年金の内訳は、

年金=公的年金+私的年金
ただし、
公的年金=国民年金+厚生年金(会社員、公務員の場合)
私的年金=企業年金(会社員)または iDeCo(会社員以外)

また、年金については次の記事でも説明されている。

老後や不測の事態に備えて、資産を築くには、単に貯蓄するだけではなく、投資によって賢く増やすのが得策。

少額でいいので長期にわたって分散投資をすることが健全であり、そのためには投資信託が有用であることが書いてある。この点で「つみたてNISA」はぜひとも活用したい制度だ。

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