埼玉県北部に住む人はどの産院でVBAC/TOLACに挑戦できるのか?
▼VBAC/TOLACに挑戦したい埼玉県北部の人に送る記事です
この記事を読む人はたぶんVBACに挑戦したい人だから、VBAC/TOLACとは何かの説明は省略します。
タイトルを「埼玉県北部に住む人がVBAC/TOLACに挑戦できるのか?」としましたが、プロフィールにも書いた通り、私は埼玉県鴻巣市在住です。
2020年に第一子を出産しましたが、その際に帝王切開となってしまい、2024年に第二子を出産する際に、VBAC/TOLACを超超超検討して、めちゃくちゃ調べた(しかもあんまりWEB上に情報が無い…)ので、誰かのためになればと思って調べた情報を書き記します。
▼第一子の帝王切開に至った経緯
第一子妊娠時はさいたま市浦和区に住んでおり、さいたま助産院さんにて出産予定でした。
さいたま助産院の山田先生にお初にお目にかかった際に「あなたいい骨格してるわね、あなたならなんの問題もないわよ!」とお墨付きをもらい、るんるん健診や各種教室に通っていました。
自然に生むべく、
・1万歩以上歩く
・朝晩ヨガをしてリラックスする
・雑巾がけをする
あたりは毎日やっていました。
決めたことはやり切るタイプなので、このガツガツやる感じが、お産のリラックスモードとはかけ離れていたんじゃないかなぁと今になっては思います。
予定日前後の2週間は、「早く来い早く来い!」と念仏のように唱え、三陰交のツボにお灸をしたり、1日2万歩以上歩いたり(8月だったのでよく死ななかった笑)、雑巾がけしまくって家じゅうぴかぴかでした。
予定日超過から1週間経過しようとしていましたが、子どもはおりてきませんでした。
予定日を1週間を過ぎると、さいたま助産院さんでは生むことができず、提携している蓮田市の丸山総合病院さんで生むことになります。
そして迎えた予定日超過ぴったり1週間の日。
朝起きるとちょろちょろと破水していました(高位破水だったようです)。
やっときたー!と思い、丸山総合病院へタクシーで向かいました。
8:00に内診してもらうと、子宮口はまだ1センチというかもはや閉じている。
先生が苦い顔をしてました。
陣痛はまだきていなかったので、病院に着いてから陣痛促進剤を投与することになりました。
15:50に再度内診。朝よりは支給口が柔らかくなったが、まだ1.5センチくらい。
卵膜が子宮口にはりついているので、ものすごいぐりぐりされました。
18:30に再度子宮卵膜をはがしにかかる。史上最悪の体験とメモに残ってます。笑
先生が手を突っ込んでいる間中険しい表情で、額に汗。
強靭な卵膜ですね、と。
23:45まで陣痛促進剤を続けて、その後投投与終了。
自分の陣痛がまだおきてないから、陣痛促進剤の投与をやめると陣痛は止まる。
というわけで、普通にぐっすり眠れるわけです。
【2日目】
朝から陣痛促進剤の投与再開!
17:20
やっと自分の陣痛がくる!
陣発(じんぱつ)というらしいです。
21:00
しかし陣痛促進剤の投与をやめたとたんに、陣痛がまた遠のきました。
そしてこの日も爆睡できてしまった。
【3日目】
破水をしているので、体内の子の細菌感染のおそれがありつつですが、白血球も炎症反応の値もなんとか大丈夫と言われて3日目に突入。
そしてその後陣痛がのって、卵膜はがしぐりぐりもあったりして、ずっと叫んでいた記憶はありますが。
9:00の内診記録を最後に、記録が途絶えているので記憶ベースのお話。
結局子宮口7センチまでしかいかず、土曜日だったのもあって主治医の丸山先生が「僕明日休みなのとスタッフも今日のほうが充実しているから、今日切っちゃっていい?」みたいなことをおっしゃって、ずっと鼻水と涙をたらしまくって泣き叫んでいたので、「もういいです、早く切って」みたいな感じで返答した気がします。
自分は下から産めると思っていたから、帝王切開になるなど1ミリも思っていなくて、何も調べてなかったから、色々説明はしてくれたけどまな板の上のコイ状態というか、もうどうにでもしてくれーみたいな自暴自棄にもなってました。
16:00頃
手術開始。
陣痛と卵膜剝離グリグリで痛すぎしんどすぎな思いをしたあとだったので、手術室に入ってからものの15分くらいであんなにあっさり子どもが出て来て、しかも元気に泣いてて、嬉しいとかの感情とかじゃなくて、放心して泣いたのを覚えてます。
「無事に生まれてよかったね」「母子ともに無事なのが一番だよ」「お産は何が起こるかわからないからね」あたりがよくかけられる言葉。
確かにそうなの。そうだと思う。
友達が帝王切開で子どもを産んだとなれば、自分も同じ言葉をかけるし、本当にそう思う。
だけど自分のこととなるとちょっと違って、別にこの言葉をかけないでくれとかじゃないし、この言葉をかけられるのが嫌なわけでもないんだけど、
でも、帝王切開したということについて、どこかに浄化できない何かが残る、という感じ。
未練ではないんだけど、ずーーーっとひっかかってる何かがある感じ。
これはもう墓場まで持っていくもので、一生消化することができないものだと思ったりする。
というわけで、こんな私が2人目を妊娠したときには、VBAC/TOLACという選択肢を検討しないわけがないのです。
▼埼玉県内の、VBAC/TOLACに挑戦できる病院はどこ?
↓
結論から言うと、無いです。
検索と、産院へのヒアリングによって、VBAC/TOLACができるかも、という病院を洗い出したところ、候補は3つ。
・ひらしま産婦人科@上尾市
→電話で問合せしましたが、今はやっていない。
VBAC/TOLACをやっていたのは今の院長のお父様の時代かと思われます。
・さいたま赤十字病院
→電話で問合せしましたが、今も昔もやっていないようでした。
・にしじまクリニック@富士見市
→VBAC/TOLACやってくれます!が、1人目の帝王切開@にしじまクリニックの方のみ。他の病院で帝王切開した人は対象外になります。
▼埼玉県から通える、都内のVBAC/TOLACに挑戦できる病院はどこ?
都内まで上京すれば、VBAC/TOLACに挑戦できる病院はあります!
埼玉県からのアクセスを考えると、現実的には2択です。
・日本赤十字社医療センター@広尾
→Q&Aにこう書いてあるのがいいですね。
・東大病院@上野
→日本赤十字社医療センターほど積極的ではないですが、WEBサイトには、TOLACもやるよーと書いてあります。
▼上野の東大病院に通うことにしました。
私がお世話になるなら、鴻巣駅から電車で一本かつ広尾よりは近い、上野の東大病院かなと思い、まずは東大病院に行ってみることにしました。
次回記事では、TOLAC/VBACの条件やリスクなどについて収集した情報、それらをふまえ、実際私がどう判断したかを書きます。
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