ぶっちゃけた恋愛観
ほんとは軽々しく言ってやりたい。
「別れようよ。」
軽々しく告白してきた彼に向かってなら、私がそう簡単に突き放す権利は十分にあると思う。
彼と私との関係はまだ浅く、今ならまだ何もなかった事にだってできる。始まり方だってかなり唐突なものだったし、私はその唐突に始まったラブストーリーに流される事を良しとした。私にとって彼は気になる男の子、止まりだったのに。その壁を打ち破ったと思えば、そこから漏れてきたのは秋の冷えた風。雨晒しならぬ、風晒し。つまりは放置プレイ。うまく言いたかったが言葉が今夜は紡げない。
私はそんなに柔じゃないが、雑に扱う男は許さない。
一度軽く話し合ったこともあるはずなのに、それを忘れているのか、はたまた重く受け止めていないのか。
また半日に一度程度の連絡頻度。通知を見るたびに、大切にされていないことへの実感が強まる。きっと彼にとってみれば、何気ないタイミングで都合よく送るメッセージに違いないのだが、私にとっては友達に対するソレのようでたまらない。
好きな人の声がききたい
あいたい
触れ合いたい
もっと深くお互いを知りたいし、知ってほしい
私が求めているいわば恋人が恋人たる所以のようなものたちは、彼の恋愛観とリンクしない。
もっと恋焦がれるような、恋がしたいんだ。
そう切り出したラインの通知は、半日待たずとも彼の心に届くだろうか?
まぁ、そんなドラマみたいなメッセージは、恥ずかしくてできないのだけれど。