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社会人的・自主ゼミのすゝめ

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学生時代の友人3人で自主ゼミを企画・運営。業種も働き方もバラバラな社会人3人が門外漢の「ゲーム理論」に挑む、知的冒険の共同運営マガジン。
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#経済学

社会人的・自主ゼミのすゝめ

学生時代の友人と3人で、ゲーム理論に関する自主ゼミを開催することになった。これまで個人で発信を続けてきた日曜経済学者noteとして、今後は共同運営マガジンによるコラボレーションも活用し、知的探求の発信を強化していく。自主ゼミを通じて学んだ内容もさることながら、自主ゼミ運営自体の記録・発信にも重きを置きたいと考えており、本共同運営マガジン「社会人的・自主ゼミのすゝめ」ではまさに後者に焦点を当てた。本マガジンで発信するコンテンツは、 全く異なる業界で働く社会人3人が、 互いに

自主ゼミへ伸びる導火線

複数人で自主ゼミを始めた。まだ始めたばかりで、これから続けていけるのか、あるいは価値のある記録にできるのか、など様々なハードルが見えている中で、開始直後だからこそ生々しさを書けると信じて、この記事を書く。 「なぜ自主ゼミに至ったのか?」という経緯を発端となった人間が残そうと思う。 好奇心が死んでいないか?社会人というものを数年、あるいは数十年やってきた人で、自分に余裕があると思える人はどのくらいいるのだろうか? 経済的な自立できた 会社での地位もそれなりにある 仕事

学術書自主ゼミという異世界転生譚

望外の発見であった。 先日友人とゲーム理論の自主ゼミを始めた。実務やスキルなどの実用性は一切度外視して、純粋に知的好奇心を満たし「学ぶって楽しい」という原点に立ち返ろう、というスローガンを掲げた。が、とんでもなかった。実務に役立たないどころか、むしろ最強のスキルを身に付けるビジネスパーソン養成ツールとしての「異世界への扉」を開いてしまった感すらある。 ゲーム理論の数式がすぐ役立つ、と言いたい訳ではない。日々の実務で自然と培われた業界知識や慣行などの鎧が全て剥ぎ取られた状態