学術書自主ゼミという異世界転生譚
望外の発見であった。
先日友人とゲーム理論の自主ゼミを始めた。実務やスキルなどの実用性は一切度外視して、純粋に知的好奇心を満たし「学ぶって楽しい」という原点に立ち返ろう、というスローガンを掲げた。が、とんでもなかった。実務に役立たないどころか、むしろ最強のスキルを身に付けるビジネスパーソン養成ツールとしての「異世界への扉」を開いてしまった感すらある。
ゲーム理論の数式がすぐ役立つ、と言いたい訳ではない。日々の実務で自然と培われた業界知識や慣行などの鎧が全て剥ぎ取られた状態