2021.02.27(土)中央競馬予想
ご覧いただきありがとうございます。2/27の中央競馬は個人的に買いたいレースが松籟ステークスしかなかったので、松籟ステークスについて詳しく書きます。画像は昨年の松籟ステークス勝ち馬トーセンカンビーナで、昨年は京都2400mで行われました。
阪神9R 松籟ステークス
京都競馬場改修工事に伴い天皇賞春が阪神競馬場で施行されるため、その予行演習として今年の松籟ステークスは阪神3200mで開催される。3000m以上の条件戦は2000年11月のドンカスターステークス(現3勝クラス、京都3000m)以来であることや、メロディレーンが出走することから注目を集めるレースとなりそうだ。
◎1シロニイ
シロニイを本命とする理由を血統、パフォーマンス、阪神3200mのコース形態から説明する。
1、血統
はじめにシロニイの血統について。シロニイの母であるシラユキヒメの一族はダートを中心に活躍する馬が多く、最近では2019年にレパードステークスを勝ったハヤヤッコはシロニイの甥に当たる。これはシラユキヒメ一族が芝で要求される瞬発力よりもダートで要求されるパワーに優れているからである。芝で活躍するシラユキヒメ一族としてはソダシがいるが、ソダシは瞬発力よりもパワーを活かした先行押し切りの競馬で勝ちを重ねている。
シロニイもシラユキヒメ一族らしく3歳春の若葉ステークスを最後に約2年半ダートを使われていた。4走前から本格的に芝に戻ると、近4走は芝の長距離を使われている。今回の予想で評価したいのは、昨年10/11の六社ステークス(3勝クラス、東京2400m)での2着だ。
2、六社ステークスのパフォーマンス
シロニイは外枠からスタートを決め先行すると、マイネルカレッツァの大逃げを3番手から追走した。六社ステークスは各馬直線入口では手が動く消耗戦となったが、残り400mでムチが入ったシロニイは馬群に沈むと思われた。しかし、外から勝ち馬であるグロンディオーズに並ばれると盛り返し、ラスト200mはグロンディオーズと同じ脚を使って(実測で12.3秒)0.1秒差の2着。3着のサトノラディウスを0.2秒、4着のゼーゲンを0.5秒離した。
六社ステークスでのグロンディオーズのパフォーマンスは3勝クラスの水準以上であり、さらにグロンディオーズは先週のダイヤモンドステークスでオーソリティを下し勝利している。つまり、六社ステークスでシロニイが見せたパフォーマンスは3勝クラスを勝つには十分なパフォーマンスだ。
シロニイが高パフォーマンスを見せた理由は、六社ステークスでシラユキヒメ一族が苦手とする瞬発力が要求されなかったからだ。六社ステークス当日は台風の影響で稍重馬場となり、前述のとおりマイネルカレッツァが平均ペース以上で逃げたから瞬発力は不要となった。実際、近3走は苦手な瞬発力が要求されるスローペースとなってパフォーマンスを落としている。2走前のグレイトフルステークスで最後の直線がこの馬の瞬発力不足を最もよく表している。
また、手ごたえを失ってからグロンディオーズについていったように勝負根性もある。2走前のグレイトフルステークスでウインキートスに内から抜かれてから全く抵抗できなかったのは、瞬発力が無かったからだ。つまり、シロニイがついて行けるような瞬発力が不要な展開になれば、シロニイは根性で強い馬について行けると考える。では、今回の松籟ステークスで瞬発力は問われないのか、次の節で説明する。
3、阪神3200mのコース形態
阪神芝3200mは外回り→内回りと3,4コーナーを回るが、内回りのコース形態は以下の通りとなっている。
阪神内回りの断面図、JRAホームぺージ
阪神の外回りは長い直線を活かした瞬発力勝負になる傾向が強い一方で、内回りは残り1100mから始まる下り坂の影響で上りがかかりやすいコース形態となっている。ゴールドシップが阪神大賞典を3連覇したことからも、阪神内回りが上りがかかるコースであることが分かる。
全馬3200mという距離は初距離であるので序盤はスローになるが、ラストはコース形態から瞬発力勝負にならないと考える。瞬発力勝負にならなければ六社ステークスで3勝クラス上位のパフォーマンスを見せたシロニイなら勝ち負けになると考え、シロニイを本命とする。
馬券はシロニイの単複を基本に、
5キタサンバルカン、8メロディレーン、12フライライクバード、13ディアスティマ、14セントレオナード
の人気馬へ馬連・ワイドで流したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。騎乗する幸騎手には六社ステークスの石川騎手のように最後まで我武者羅に追ってほしいです!
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