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トランスジェンダー当事者の人生転機

☆あのドラマの影響は大きい☆

TBSにて、2001年10月~2002年3月に「金八先生 第6シリーズ」が放送され、その中で上戸彩演じる「鶴本直」がFTM役として出演。

脚本家である小山内氏によると、当事者である虎井まさ衛さんの協力と、上戸彩さん演じる鶴本直の存在がなければ、このテーマを扱うことは諦めなければならなかったという。

放送当時は、治療に関するガイドラインもなければ、戸籍変更もできない時代であったが、シリーズ通じて平均視聴率約17%となるなど、社会に対する影響が大きい作品となったことは間違いないだろう。

それは当事者にとっても大きな出来事だと語る人は多い。

こちらの動画の13:13あたりに登場しています。
このシリーズがきっかけに、カミングアウトした人も多いと思う。性同一性障害という概念が良い意味で広まったので、治療環境がよくなるきっかになったことは確かである。

もちろん、こういったドラマや映画は当事者のすべてを映し出すことは不可能であるし、性同一性障害に対するスティグマが形成されてしまう恐れもある。実際、協力した虎井さんの話は実際それほど使われなかったようです。
(緻密な取材をもとに脚本を書いた小山内氏とTBS側で対立があったとされる)

色んな大人の事情によって真実が歪められてしまうのがメディアというものであり、それを真に受けてしまうのも視聴者であるという部分はどうしても解消できない部分ではないかと思います。

性同一性障害を知ったきっかけは、20~30代がドラマ、40~50代は報道番組からという結果となっており、特に2001年にTBS系ドラマ「3年B組金八先生」で性同一性障害の生徒が描かれていることが大きかった。

と、GID学会理事を務めていた大島俊之氏は語る。

現在では、SNSをはじめ、何らかの形で同じ悩みや困難が生じても、見知らぬ他人とつながれるようになっている。メディアにおけるMTFの露出度の高さも目立ち、今の10代が30代になるころは、もっと社会に受け入れられる存在になっているだろうと私は考えている。

つまり、優秀な若者の芽を摘む老害は早く去れ!

ということです(笑) 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
また、次の記事で、お会いしましょう!!!


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