【染色体】性分化疾患とは?【検査】
☆性分化疾患とは何か?☆
染色体、生殖腺、もしくは解剖学的に性の発達が先天的に非定型的である疾患を指す(DSDs)。
つまり、男性の身体的構造、女性の身体的構造とは一部異なる発達を遂げた状態のことである。
症候群・疾患合わせて60種類以上存在すると言われる。
胎児期において、何らかの理由で体の発達が一部異なるという経路を辿ったものとみられる。
オランダの国家機関によるDSDsを持つ人々の実態報告書では、DSDsを持つ人々は、男女以外の性別を求めているわけではなく、体の一部が異なるだけであり、むしろ自分を完全な女性・男性として見てもらえないのではないかと恐れているといいます。
一般的に男性の場合にはXY染色体、女性はXX染色体を持っています。
しかし、XY染色体を持っていても、男性ホルモンに反応せず(AIS)、女性として生まれて成長する場合があります。
こちらに、一人の女性について子どもの頃から現在まで綴られていた記事がございますので、ぜひ一読を!
大学時代に出会った男性と結婚し生活を送っています。
☆性同一性障害と性分化疾患☆
両者はまったく異なるものですが、(性別違和の中の)性同一性障害の疑いがある場合、染色体検査が行われます。
その結果、染色体異常がなく、「戸籍上の性と性自認が一致せず、戸籍上の性に当てはめられることにストレスや違和感を抱くことを「性同一性障害」というわけです。
染色体検査の結果、身体的に女性が、性自認・社会的性が男性の場合、すぐに戸籍変更できます。
このように手術なしでも、性分化疾患による性別を訂正できます。
将来的には性別違和による性同一性障害の人も手術なしで変更できる日がくるかもしれません。性別変更に手術を行うことを要件とすることは人権侵害であり、生殖能力を残したまま、戸籍変更ができる時代が来ることを切に願っています。
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また、次の記事で、お会いしましょう!!!