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実質、最後の砦となったグアテマラ大統領選の影響は!?

中南米のグアテマラ大統領選で中国寄りのベルナルド・アレバロ候補が当選しました。パラグアイは台湾寄りとして唯一残る中、ほぼほぼ最高の砦みたいに残っていたグアテマラまで中国寄りとなってしまいました。


南米のピンクタイド(赤化まではいかない共産主義化)ぐらいに影響があることだったと思います。


その右下の小さい記事には「反米左派候補が大統領首位に エクアドル、10月決戦」とあります。最近、候補者が銃で打たれたという衝撃の事件があったのに、この小ささの記事です。


いかにグアテマラ大統領選が重要かわかります。


なぜ中国寄りになるのでしょうか?ひとえに貧困があります。自国ファーストを掲げるアメリカのお膝元で、嫌気をさしていたところに助け船を差し出してくれたのが中国という構図があるかもしれません。


しかし、中国は隠しきれない部分だけでも経済が不安定です。いずれ人民元決済もアルゼンチンやブラジルのように派生させていくでしょうけど、実態はどこまで中南米の国に届いているのでしょうか。


台湾で独立を掲げる頼清徳さんが外交で効果が出せたのはパラグアイだけです。それも頼さんが24年1月の総統選で負けたら、事態は変更していく可能性もあるでしょう。


気になるのはアメリカの動向です。インド太平洋地域、西洋、アラブという地域には力を入れていますが、中南米や南米の方にはあまり力を入れていない感じがしています。


同盟国である日本に対しても優遇が補助金などでないのと同じように足元を見られているのでしょうか。


そういう時に上手く取り入ろうとするのが中国なのかもしれません。したたかに上手く。サウジアラビアとイランの国交正常化にしたのもそうですし。


しかし、蓋をあけてみればインドネシアの高速鉄道の失敗や債務のワナということが待ち受けているのであれば再考を促したいところになります。


とはいえ、再考できないぐらいに国が困窮しているのだと推測します。

#グアテマラ大統領選 #中国寄り

#中南米


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