第一生命の対抗買収は転機になるか!?生命保険会社の巻き返し
「第一生命後出しの提案」
敵対的買収として第一生命ホールディングスがベネフィット・ワンに対抗TOB(株式公開買い付け)を表明しました。
エムスリーが1株1600円でTOBしていたところに第一生命は1株1800円です。パソナグループはどうでるでしょうか。
ただ私が気になったのは次の文章です。
「事前に同意を得る従来の再編手法とは大きく異なり、国内事業の低迷に直面する第一生命HGの危機感を映す」
コロナ禍で保険業界の低迷は予断を許さず、また高齢者が増えることでの先細りも懸念事項です。
ましてや、少子化に加え、日々の生活にもままならない若い世代に保険の費用を払う余地も乏しくなっています。
そんなところに浮上した生命保険の「対抗」買収だろうと思います。少し前には日本生命が介護最大手のニチイホールディングスを2100億円で買収しています。
この時は経営陣による買収(MBO)でしたが、理由が非保険領域のサービス強化と営業職員チャネル強化にあったそうです。
今回の第一生命のベネフィット・ワン買収も同じ理由が含まれていると思います。
そう考えると、大手生命保険会社の明治保田生命や住友生命もどう出てくるか気になります。
それから、記事には「国内事業の低迷」と書いてあります。国内事業の縮小化をさけられない分、海外事業はより発展させていく方向だろうと思います。
あと、このような買収は今後、どんどん増えてくるのかもしれません。そして、ニデックの永守会長のような手法も普通(?)になり、同じような人が出てくる未来がありそうですね。
#第一生命ホールディングス
#対抗買収 #TOB
#生命保険会社
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