若手農家のあり方
どーも、ちいさな柿農家です。
ちいさな柿農家とゆうYoutubeチャンネルを運営しております。
このnoteでは、農業経営を中心に執筆しております。
今回は、【若手農家のあり方】について
書いてみます。
あの頃は若かった。
ぼくの話になりますが、
ぼくは21歳で親元就農しました。
農業全体の問題となっている、高齢化や、後継者不足とゆう問題に対し
「逆にチャンスじゃん」と考え、若気の至り、勢いのままに農家になりました。
あっとゆうまに約10年とゆう時が流れ、
心も体も思考も大きく変化していることを実感しています。
体で言えば、20代はどんなに無理をしても平気でした。
ハードワークしてもなんとか過ごせていました。
例えば、深夜2:00から前日夕方まで収穫した柿の出荷作業を開始し、
柿の選別、出荷箱作り、箱詰め作業、運搬作業、そしてまた収穫。
当時も、さすがにしんどいと感じた1日でしたが、
さほどダメージはありませんでした。
この働き方は、マネすることはおすすめしませんが、
僕は経験してよかったと思っています。
こういった経験が、今の自分に影響を与えているからです。
また、
客観的に見ても、平成のゆとり世代の若者がよく頑張っていたと思います。
10年たった今、ようやく、周りの先輩農家さん達から、
「若いのによくやっている」と言われることが多くなりました。
ちなみに、
現状30代はぼく1人、その他は50~80代が主な仲間たちです(笑)
先輩農家さん達もあの頃は若かった、、、
ぼくが就農した10年前と比べると、
見た目も勢いも全然違いました。
高齢者の10年は、農家にとって脅威です。
もちろん、少し早めに旅立ってしまった先輩もいます。
残された先輩農家さん達は、「もうそんな歳か」と肩を落とします。
そういったことが起こる中で、
気持ちの面は大きく疲弊し老化が進んでしまうような気がしています。
痛いところが増える。
農家は、体が一番の資本です。
農家に限った話ではないですが、体が1番大事です。
先輩農家からよく聞くのは、
膝が痛い、肩が痛い、腰が痛い、手が痛い、、、
無事なところはありません。
痛みをカバーすることにより、
歩くスピードがゆっくりになったりする姿を何人も目の当たりにして、
「歳とったなぁ」と思ってしまいます。(失礼)
そして自分にもいつかこんな日がくるんだなと目に焼き付けています。
あの頃は若かった。とゆう見出しで書いている文章ですが、
あの頃も若かった。と言うぞ!
と思っている自分はやはりまだ、
若かったです。よかった。
みんなおじいちゃん
一方的かもしれませんが、僕は周りの先輩農家さんを
みんなおじいちゃんのように思っています。
僕はギリ20代、
周りはみんな、70代~80代。
リアルに孫と祖父の年齢差です。
先ほども書きましたが僕が就農して、約10年。
みんな歳をとり、
ヒザが痛くなったり、耳が遠くなったり。。。
衰えが目に見えてきました。
でも、バリバリ動いていたあの頃を知っているます。
むしろ、今も頑張って働いています。
尊敬しかありません。
だから、
おじいちゃんたちの畑も守りたいのです。
歳にはかなわないもので、
頑固な人も、
我が強い人も、
「もう若い人に任せる」と言い始めました。
それは、
期待なのか、もうそこまでの気持ちが入らないのか、、、
まあ、どちらもあるんだと思います。
ぼくは、
その期待に応えたい。
だから、Youtubeも始めたし、
少しだけど成果が出た。
いつか、Youtubeに残る発信が役に立つと信じているから。。。
僕のYoutubeチャンネル「ちいさな柿農家」に残る、
栽培知識や、映像に残る技術は、おじいちゃんたちから学んだ全てです。
これから、
農業の高齢化や後継者問題はさらに、
目の前に大きく立ちはだかります。
自分も時間をかけ、歳を重ねる。
その前に、
若い農家の力、
見せようか。
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