ピーターパンシンドローム
仲の良い友達が七夕の日に同時に入籍した。
この一年半くらいタイミングが合わず、
あんまり連絡すらできていなかったけど、
なぜか2人がそろそろ結構しそうな気がしたから、
そろそろ会って近況報告聞きたいなと思ってた矢先。
普通に嬉しかった。
仲の良い友人が幸せになるのは素晴らしいし。
ただ正直言うとほんと置いてかれてる感がある。
というかむしろ自分が進んでなさすぎる気がする。
大学卒業して社会人5年目の僕は、
相も変わらず自分自身の楽しいことだけを追い求め、
そのことを中心に今も生きてる。
ノリでいろんなところに行くし、
夜通しボードゲームして朝日を望む日だってある。
アロマキャンドルと音楽さえあればと思う日もある。
果たして本当にこのままでいいのだろうか。
30歳目前にして自分の楽しいだけ追い求めていて。
また悲しいのが、
自分と一緒に楽しいを共有してくれる友達たちが、
結婚という一種の壁で遮断されてしまっていること。
別に結婚が悪いと言ってるわけではない。
(結婚したことないのでその是非すら知らない)
けどやっぱり結婚するとみんな誘いづらくなるし、
子どもができたら、なお遊べなくなると思っている。
もっとみんなと遊びたい。
もっとみんなとこのままでいたい。
まだまだ夜通しゲームをしていたいし、
もっと無茶苦茶な旅程の旅行だってやりたい。
ただそうは言っていられない。
僕だけが止まっていて、みんな進んでいるからだ。
これはもう重度のピーターパンシンドロームだろう。
友達とバカみたいにはしゃぎ、
好きな音楽と共に日本中を旅に出る。
そんな日々と別れを告げる時がついに来たのだろう。
ただここだけはゆるしをえたいのだが、
もう少しこの現実を咀嚼する時間が欲しい。
その時間がどれだけになるかは見当もつかないが。