10「世界で一番短い I love you」

ジャネーの法則って知ってますか?
小学生の時よりも、大人になった時の方が時間の経つ間隔が早く感じるあれのことです。

「世界で一番短い I love you」

26歳になり、月日が流れる早さを如実に感じています。(もうすぐ27歳、、、)今回なぜこんな話をし出したかというと、それにまつわる歌詞が今回ご紹介する曲に入っているからです。

1996年10月25日発売「UNDERWEAR」
(槇原敬之 デビュー6周年の日)

このアルバムは本当に名曲づくしすぎて個人的にも大好きな作品。
臨場感たっぷりの「どうしようもない僕に天使が降りてきた」
世界の理不尽さを二人の世界で歌う「THE END OF THE WORLD」

そんなアルバムから今回紹介するのは「うん」だ。

登場人物となるカップルはおそらく付き合って長いのだろう。
付き合って最初の頃、彼氏が持っていたキーホルダーを、
彼女は彼のかわりとつけている。

他にも歳老いても綺麗になることを忘れないから、あんたもイケおじになれよと言ったさきにいたずらに鼻先に触れる無邪気さに彼は惚れたのだろう。
彼以外にもこの無邪気さは誰もが好きになりそうな気がする。

そして25歳の年から急激に一年一年の経過が早く感じだす。
あまり彼女と出かけられなかったことに対してもう少し待ってほしいと口にする彼にその子はただうんと答えた。この動作だけでこのカップルが続けてこられた理由を説明しきっているからすごい。

この曲は大サビ前も注目してほしい。

「大事なことはいつも平凡な場所にうずくまって僕らに気づかれるのをじっと待ってる」

人生において大切なことはこのワンフレーズではないかと感じるほど強烈に好きな言葉だ。本当にその通りで、大切なことというのは自分のほんとすぐそばにあって、それは歳を重ねたり、置かれた状況により、見えなくなってしまうだけ。

自分に迷いがあるとき、人生に迷ったときに僕はこの曲を聞く。僕にとっては道しるべのような曲だ。

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