口下手と自然好きの関係

こんにちは。9月中旬なのに暑さが増している感じがする。
そんな今日は「口下手」ということについて話そうと思う。

読者の中には日常生活で人と関わる中で、「自分は会話が苦手だな」と感じる人がいるはずである。なんせ私もその一人。

会話をするにしてもぶつ切り的な掛け合いにしかならず、広がることは少ない。これは仲が深い人の方が良くあてはまる。仲がとても良い人同士のノリや面白いことに対しても私は提供できるネタを持っていないし、良いアンサーを返すことができない。(例えば漫画のキャラのモノマネを即興でできる芸を持っているとか)

気持ちとしては私もそのノリで返したい。だってその方が面白いし楽しいことは私もわかっている。しかし頭の回転が悪いのか、センスがないのか知らないが、上手くいかない。

別にそれが私だからと割り切ることも大事であるし、同じ価値観の人と過ごせよという意見は至極真っ当であるが、私と同種の人は果てしないほどの「気にし」な性格なので気にしてしまうだろう。

しかし経験上、口下手な人はまた自然が好きという人が多い気がする。私もいわゆる「自然界隈」であるし。

口下手と自然好きに何か相関があるのだろうか。考えた結果の私の持論を以下に示す。



先日友人と長野県の美ヶ原高原に行ったのだが本当に良かった。広大な緑に広がる牛の数々という自然の柔らかさ。かと思えば深くに入れば霧や山肌に垣間見える自然の凶暴さ。これ程言葉を語らずして人の心を動かすものは他には無い。

そしてさらに気づく。私たちは「沈黙という空間が好き」なのではないか。何かを視る感じる中での「沈黙・静寂」という何事にも解釈可能な哲学的存在に魅力を感じることが出来る感性の持ち主なのだと。そして自然にはそのような沈黙・静寂を生み出すものとして最適な舞台であるから惹かれるのだろう。

景観における想像、咀嚼は1人で事足りる。勿論言葉もいらないわけだ。私たち「口下手」さんたちは自分の豊かな想像世界を持ちそれは自身で完結できるからこそ、その表出する必要性がなく「口下手」さんなのだ。

だから「口下手」さん、あなたは想像力豊かな素敵な人なのですよ。と伝えたい。


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