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道長と行成

おはようございます、俺です。

 テレビドラマ、かつては毎日食い入るように見てたんだけど、ここ10年ほどはすっかり見なくなりましたね。今、欠かさず見てるのは『光る君へ』だけ。ネットの情報やテレビの予告で気になるドラマが始まると一、二回は見るんだけど、早々に興味を失くすものが多い。

 予告で興味を示す、のは俳優陣。『光る君へ』は、まずファーストサマーウイカが清少納言、ってのに惹かれて見始めた。

 そんな光る君へだけど、大河ドラマは、俳優さんの顔のアップのシーンが多いんだな。昨日も、道長と実資の会話のシーンはふたりのそれぞれのアップの繰り返しで、実資が一方的に話して道長はほぼ表情だけで返事をしてたし、道長と行成の会話のシーンの行成は、表情だけで気持ち(思い)の変化を表現してた。

 そこをセリフで埋めてしまうと、作者、脚本家さんの意図(思い)はストレートに伝わるけど、見てるこっちは、そこに自分の思いを差しはさむ余地がなくなる。そこを、俳優さんの表情の変化だけで思いを表すことで、見てる側がどうにでも解釈できる余地が生まれる。今、俺が光る君へに嵌まってるのはまさにそこ。

 それにしても道長の「俺のそばにいろ」と言ったのを聞いた行成の表情の変化は、男同士の繋がりのいろいろを想像させるのに十分なシーンだったね。

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