困ってる人は自己責任?
最近は卒論ゼミで教授にボコられまくっています。
みなさんこんばんは。
堅揚げポテトです。
今日は価値観についての話をしたいと思います。
「お金がなくて困っている人」
がいた時、皆さんはどうしますか??
その人の信用度によっては、事情を聞いてお金を貸してあげたり、もはや聞く耳を持たなかったりなど、様々だと思います。
でも、「お金がなくて困っている人」には、色んなパターンがあるんです。
たとえば。
社会人として自立したある日、
あなたが車を運転している時に大事故に遭ったとしましょう。
入院が必要な大怪我。
任意保険は何も入っておらず、
事故の過失も7:3。
車の修理もそこまで安くはありません。
それに入院費もかさみますし、出勤できない間の仕事も溜まっていきます。
もし家族がいたのならそれは自分だけの問題ではありません。
このような突然の出来事から、貧困が生まれてしまうのが、今の世の中の仕組みなのです。
もちろんこれはただの一例で。
他にもあります。
あなたの家庭に子どもが産まれました。
ですが産まれた子どもは障がいを持っている。
これから養育していくには自分だけでは手一杯です。
しかもそのタイミングで父が倒れ入院。
頼れる親族はあなたしかいません。
さらに、ただでさえ大変な時に夫の会社が経営不振により倒産。
このようなことが起こりうるんです。
ここで説明したよりももっと複雑に、不幸が重なる場合もあります。
それでもあなたは、貧困を自己責任で片付けますか??
資本主義が根付いた昨今では、貧困とはいかなくても、経済的に困っていたり、何かしらの不利益を被っている人や世帯は、「自己責任」で片付けられがちです。
ですが実際、自分の力ではどうしようもないどん底が、突然訪れる場合があります。
このことを僕は皆さんに理解して欲しいのです。
困っている人を見下さずに、理解して欲しいんです。
僕が考えるのは、
自分が困っている時ほど、困っている人のことが理解できない
という事です。
自分のことを
「大変だけど頑張っている」
「自分は恵まれていない中で頑張ってきた」
と思っている人ほど、周りの困っている人を助けるどころか、貶す傾向にあります。
「もっと頑張れるでしょ」
「自分はこんなもんじゃなかった」
「甘ったれるな」
などなどですね。
あなたが頑張ってきた事実は揺るぎません。
頑張った事実はこれからも変わりませんし、その努力は尊く、誰にも否定される余地はありません。
それ故に、それが他人を貶す材料にはなって欲しくないのです。
恵まれていない環境の中、確実に努力し、確実に成果を上げてきたのですから。
自分より恵まれていない人を認めることで、自分の努力の価値が下がることも理解できます。
なので、みなさんそれぞれで認めあいましょう。
責任転嫁をするなら社会の仕組みそのものに対してです。
困りごとを救う仕組みが整っていない世の中が悪いのです。
謙遜して、良いことがあったら周りのお陰、悪いことがあったら自分のせい、といいたくなるような、染みついた美学があると思いますが、
良いことは自分の手柄、悪いことは環境のせいにしてみるのも、たまにはいいと思います。
今日はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。