夜のスーパーにて

昨日のちょっと夜、スーパーに行った。大抵の人が買い物をする時間帯だとちょっと密だし、お客が多いと自分のペースで買い物ができないので。

連休中だが人は少なかった。ラッキー!いつも通りカートを押してショッピングを始めた。私は挙動不審なので、いつも通り無駄な動きをしないように気を付ける。

何故かその日は、若い従業員たちにめっちゃ見られた。目が合うのではなく、二度見をされる感じ。ただでさえ人目を気にして生きているのに、それによって私のいつものお買い物ルーティンは崩れた。

何で!?臭い!?鼻くそでもついてる!?そんなに私が可愛かった!?スッピンにおじメガネにマスクだし、いやそもそもブスやんけ!という答えの出ない思考が、お買い物思考の上に割り込みをしてくる。(列を守れない人間は好きじゃないのに、私の頭の処理はその粗大ゴミ仕様)

もう私のキラキラ最強女子大生お買い物ライフは消え去ったので、私は本能が欲している物を次々にカゴに入れていく。こうなると今欲しい物だけなので、数日間生きられる食料を計画的に買うことはできない。つまり、私は数日後にこの世にはいない可能性すらあるのだ!!

そんなこんなありながら、レジで商品を通すフェーズまできた。ここでの台本に書かれている私のセリフは「カードはないです、現金で。」の二言しかないので、自分の出番を静かに待っていた。すると店員さんが、

「大丈夫ですか?」

と、私に声をかけてきた。今までで初めての経験だったので、内心驚きすぎて目の前が真っ白になったが、私は冷静を装い、「はい」と言った。(文章にするとプロポーズの場面みたい🤭)

何で!?臭い!?…以下同文と思いながら、適当に足りるだけの金を出して会計を済ませた。そしてエコバッグに商品を詰める。私は思考がすぐに飛ぶので、店員さんはカゴに重い物から綺麗に商品を入れてくれるのに、私はすぐに崩すデストロイヤーLJDやん❣️って思いニヤニヤした。コロナ禍で唯一良かったことは、ニヤニヤを隠せることと口パクで何でもできること。

その後スーパーの玄関で、さっき買ったグリーンスムージーを飲んだ。これは人目を気にして生きている私にとっては、まともな人間しかいない日中と、家庭を抱えた大人がはびこる夕方にはできない、背徳感の極みの行為だ。(背徳感の本来の使い方とは違うことを知った上で背徳感を使う背徳感)

しかしながら、ちゃんとした外に出ると雨が降っていたので、両手は傘とエコバッグでふさがり、スムージー飲み歩きはできなかった。くそ!こんなことなら雪を降らせれば良かったぜ!と思った。だって、私は長女なんだからほぼエルサじゃん?そんで、両手両足は忙しいのに口は暇だったので、恋人がサンタクロースを歌いながら帰った。もうすぐ12月ですね!⛄🎄✨



P.S. 上記の出来事について今だからの考察なのだが、昨日は朝から一日中YouTubeでお祓い動画を見ていたので、店員さんたちには恐らく、見えてはいけないものが見えてしまっていたのだろう。

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