Kizokuさんが野良連合代表を辞任、野良連合の現状と今後について予測

先日、滝沢ガレン(以下、「滝ガレ」といいます。)さんによって、野良連合代表のkizokuさんに様々な疑惑があるとして、ツイート、ツイッチでの配信、noteでの公表、さらにはyoutubeでの配信が行われました。なお、名誉毀損訴訟に巻き込まれるおそれがあるため、野良連合代表のkizokuさんがどのような事実を摘示されたのかはこちらでは記述しません。ご自身でお調べください。

結果、野良連合代表のkizokuさんは代表辞任を表明しました。

今後、野良連合はどうなるのでしょうか。以下、法的観点を踏まえた予測です。

1.真実はどうあれ、野良連合及びkizokuさんの社会的評価は大きく低下し、大幅な収入減が予測される

kizokuさんは野良連合の代表であり、しかも、姿を見せない代表ではなく積極的にメディアやプロシーンでもアピールをしてきました。
kizokuさんの社会的評価は野良連合の社会的評価にもつながります。
滝ガレさんが摘示した事実によって、kizokuさんのみならず、野良連合の社会的評価も大きく低下したと言わざるを得ません。

事実、野良連合のウェブサイトからはスポンサー企業の表示が消えました(おそらく、スポンサー各社から、スポンサーであることを隠すように要望が来たためと推測されます)。
スポンサー各社とすると、今後、スポンサー契約を継続することに躊躇するでしょう。
esportsチームの収入源は限られており、スポンサー収入がなくなることは大きなダメージとなります。

また、チームにはイベント収入もあるでしょうが、このような醜聞を広められてしまった以上、イベントには当分呼ばれないだろうと予想され、イベント収入も大幅な低下が予測されます。

さらに、グッズ収入でもダメージを受けます。
こういった醜聞が広められてしまった以上、熱が冷めてしまったファンも多くいるでしょう。

このように、野良連合は収入源を大きく削られてしまうことになるでしょう。

2.選手やスタッフの脱退等、厳しいチーム運営が予想される

野良連合といえば、レインボーシックスシージの日本チームの中では、トップのブランド力を誇るチームです。
野良連合がシージで世界4位となったことは、多くの日本人ゲーマーの誇りでもありました。
野良連合はシージプレイヤーにはあこがれのチームであり、選手もしくはスタッフになりたいと考えるプレイヤーは非常に多かったはずです。

しかしながら、kizokuさんに関する醜聞が大きく広められてしまった以上、野良連合のブランド力も大きく低下したと言わざるを得ません。
今後は、現所属選手やスタッフの脱退も十分にありえるでしょうし、脱退を表明されても、収入源を大きく削られた以上、引き止めも難しいと言わざるを得ません。
さらに、新しい選手を獲得することでなんとかなるかと言われると、それも醜聞が広められている以上、難しいと言わざるを得ません。

結局は、野良連合はブランド力の低下によってチームの力そのものも大きく低下することが予測されます。

すでに、野良連合のAPEX部門に所属していた3名が脱退を表明しました。

こういった脱退の流れは他部門でも出ることが予想され、とくに中核事業と思われるシージ部門でも選手脱退につながるおそれがあります。

3.最善の方法は早期に野良連合を事業譲渡すること

kizokuさんがとるべき最善の方法は、野良連合そのものか、野良連合のうち実績のあるレインボーシックスシージチームだけでも事業譲渡することです。
今回の醜聞の多くは野良連合というより、kizokusさん個人に関する醜聞です。kizokuさんが野良連合に関与し続ける以上、今回の醜聞は野良連合にずっとついてまわるでしょうし、逆にkizokuさんが野良連合から離れるということになれば、野良連合の社会的評価も一気に回復するでしょう。

もちろん、これは簡単な決断ではないでしょう。
kizokuさんにとって野良連合は我が子のように大切な存在でしょうし、それを手放すことはとても許容できないことでしょう。
しかしながら、我が子のように大切な存在だからこそ、自分が身を引くという判断も必要なはずです。
選手やスタッフのことを考えれば野良連合を事業譲渡するということが最善の選択です。

なお、滝ガレさんに対する怒りは消えないでしょうが、それは訴訟なりをすれば良いだけであり、事業譲渡をしても訴訟の帰趨にはまったく影響ないどころか、野良連合を手放さざるを得なかったということは慰謝料算定の際にもプラス要素として考慮されるはずです。

4.次善の策は、醜聞が忘れられるまで耐えること

ネット民の多くは忘れやすくあきっぽい存在ですので、このまま何もなければ、1年もすれば多くの人間がこの醜聞を忘れるでしょう。
ただ、野良連合の存在はレインボーシックスシージでは非常に大きく、シージプレイヤーはこの問題をおそらく永久に忘れないでしょう。
また、滝ガレさんは訴訟経過などを逐一配信等するでしょうから、一年で風化するかと言われるとそれも疑問です。

耐えるという選択は、チームを譲渡することに比べれば簡単な選択にみえるかもしれません。
おそらくkizokuさんとしても、我が子のような野良連合を手放すことはできず、耐えることを選択するでしょう。
しかしながら、実際には事業譲渡をするよりも大きな負担となるでしょう。
チームの収益力は大きく低下するので、このようなチームを支えるにはkizokuさんが資金投下をしなくてはいけません。

ただ、こうなったときに気になるのが、kizokuさんの謝罪文のうちの以下の部分です。

「それを私個人のポケットマネーで埋めるつもりはありません」という部分です。
これはもちろん、利益が出ていない部門に対してkizokuさんのポケットマネーで埋めるつもりはないということなのでしょうが、果たして今後もそうなのでしょうか。
大幅な収入減が予想される野良連合について、今後もkizokuさんがポケットマネーを使わないでチーム収入のみでやっていくとなると、チーム崩壊すらありえます。

5.滝ガレさんに対する訴訟によって名誉は回復するか

kizokuさんは、おそらく滝ガレさんに対する訴訟提起の準備を進めているでしょう。
滝ガレさんがどの程度の取材をしているのかにもよりますが、開示されている程度の取材であれば、訴訟の帰趨としては、kizokuさんの勝訴判決で終わるでしょう。
勝訴判決を得れば、それによってkizokuさん、ひいては野良連合の名誉はある程度回復します。
ただ、これから滝ガレさんの住所氏名を特定して、訴訟をして勝訴判決を得るまでに短くとも1年はかかるでしょう。

6.まとめと今後の予測

・kizokuさんは野良連合代表を辞任
・野良連合の名誉は大きく傷つけられ、スポンサー収入など大幅な収入減が予想される
・野良連合所属選手にも動揺が走り、APEX部門に所属している選手が早くもチーム脱退を表明した
・最善手はチームを事業譲渡すること
・kizokuさんはおそらくチームを売却などせず、耐えることを選択するだろうが、それは茨の道
・滝ガレさんから勝訴判決を勝ち取ったら、名誉はある程度回復する

これらをふまえた私の予測とすると、kizokuさんは代表を辞任して信頼のおける人間を代表にすえ、kizokuさんが後ろから指示をし続ける(大いに批判はあるでしょうがやむを得ないとは思います。kizokuさんが指示をしなければまともに運営できないでしょうし)。
これによって事態の沈静化を見極め、滝ガレさんに対して勝訴したら再度代表に復帰。
この雌伏の期間耐えられれば良し、耐えられず、チームメンバーの脱退表明が相次いだ場合にはチーム解散もしくは売却、といったところでしょうか。


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