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小説 「極」 まともからの脱線

「序章」
退学が叶わなかった、17じゃまだまだ
自由じゃねえだなんてよ
まったくクソみたいな世の中だぜ。
そんなことを思いながらバイクを走らせる、
高校の近くまではバイクで行ってる。
月2000円って破格の値段でバイクを
ひとん家に止まらしてもらってる。
この家に住んでるちょっとした建設会社の
社長してる佐藤さんとはよくしてもらってる。
歩いて学校まで向かう。寒いな、やっぱ、
クリスマス、バイトかー。
ドン!後ろから手押しされた。
あぁ?そう言い後ろを振り向いた。
「びっくりしないの?」
そこにはゆきがいた。
「どこにびっくりすんだよ」
「ノリ悪~」
俺が正面向き直って歩くとゆきが手を
握ってきて横に並んできた。
「まーくん今日は空いてる?」
「ダメだ」
「なんで?」
「ダチと用がある」
「また?」
「俺にもいろいろあんだよ」
「悪いことしてるんじゃ、な・い・の」
ゆいはそう言いながら俺のほっぺを指で
押してきた。
俺はゆいの指をやさしく握りそっと下げた。
「してたらどうすんの?」
「どうもしないけど」
「軽蔑すんじゃないの?」
「しないよ!ウチはまーくん好きだもん♪」
ゆきが俺の肩に頭をのせてきた。
「危ないぞ!ゆき、ろくでもないやつとは
関わんな、何回も言ったけどよ」
「いいじゃーん、ろくなやつ?とは
関わんないけど、まーくんとは一緒!」
「俺はろくでなしってことか」(微笑)
「いや!そんなんじゃ、、、」
たじろぐゆきを見て俺は心から
笑った。
ハハハハッ!
「何笑ってんの!」ムッ!
「いや、ごめんな!」
そこからゆきとその他女子が来て
学校までハーレム状態で行った。
最近は考え事をする暇がないな。
キシっと漢として生きるって
腹に据えて生きてくと決めてから
のことなんだがな。
俺の決めたことだ。

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