賑やかな映画館

今日も映画を2本観た。最近の休日は映画を観ることがひとつの習慣になっている。映画って時間が決まってるから、朝起きる口実にするには丁度良いんだよね。

本日観た映画は「サイダーのように言葉が湧き上がる」と「名探偵コナン 緋色の弾丸」だ。

コナンを観たのは夕方だったが、シアターの混み具合にビックリした。公開してから結構経ってるのに、こんなに沢山入ってくるんだ!?という驚きがあった。周囲を見渡すと、なんとほぼほぼ満席だ。コナン恐るべし。

右隣の大学生カップルはイチャラブしながら談笑し、左隣のアラサー女子は明らかに持ち込みのお菓子をガサガサボリボリと食べ、前にいた男はスマホを見、劇場全体が常にうっすらとザワザワしていた。

僕にとっては、この状況が少し心地よかった。

僕が映画館で映画を観るのは朝イチなことが多いうえ、そこまでメジャーなものは観ていなかった。そのため、いつも劇場内はスカスカだったのだ。

スカスカの劇場内では、自分の出した音がかなり響く。ちょっと姿勢を変えるとイスがミシリミシリと軋み、飲み物を飲むときはズゾゾゾ…とストローが鳴り、サクサクのポップコーンなんて食べようもんなら追放モンである。

しかし、今回の劇場内は全体的に賑やかであったため、姿勢崩し放題、ジュース飲み放題、ギャグ描写の時にウケ放題、トイレ行き放題なのであった。僕の出した音を気にする人間なんて誰もいない。その状態が心地良かったのだ。

僕はいつも咀嚼音を気にしてポップコーンを自粛しているが、こんなに賑やかならポップコーンとか沢山買って菓子パしたら良かった、と少し後悔した。

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