これでおわりにしたい
小説が読めない 言ってる意味がわからないから 違和感が連なる 引きこもる布団の熱が体温と混ざる もうそろそろ疲れました 理由のないことに飲まれる俺たちはどこまでも流れて行ける 昔どこかで読んだ、半身不随になった詩人の川に溺れた話 もがき溺れることを諦め、流されたら浅瀬に着いたという そんなことを小学3年生の時に分かったはずなのに、それでも俺は必死に浮き輪を掴もうともがき溺れる 鼻に水が入りながら、チキンラーメンを口いっぱい詰め込む
好きな歌詞をコピペすると 自分に意味が生まれたような勘違いをする
早とちりして、台無しにしたいことがある 後悔することをどこかで期待しているから朝ご飯のバナナにホイップを乗せたり食パンにバターを塗った後蜂蜜をかけることが出来る 蜂蜜でも塗ったかのように 少なく潰れた後ろの毛を見ても後頭部が痛くなるまで枕に頭を擦り付けて忘れようとしている
何を保つ為にやるのかわからなかった 風呂に入るとまるでより見えなくなる気がして、入らなかった 汚くなればなるほど、この怠惰に理由が付くのかと言われれば、そんなことはない メロディーがないせいで動かなかった言葉があるから、たまに俺には音が欲しかった だから一万円で買ったギターを毎日練習しているのかもしれない
人を救えないことは知っている それでも動くことが出来るから無闇矢鱈に走り回って全然役に立たなかったものを渡す 俺はお金を持っていなかった そう、俺にはお金がないのです
自閉症の男の子が 自分の顔の美しさも知らずに白猫のぬいぐるみに名前をつけて自分の化身にしていた 本当はこうなりたかった 窓拭きのバイトを 1ヶ月続けて 茶封筒から出たのは五百円玉だった それを、嬉しそうに見せる 彼にはトカレフの連想の先に死がない