【謎の都市務安】韓国・務安チャレンジ【事前情報なし】
韓国っていうとソウルとかプサンばっかり取り上げられてるし、そもそも韓国のイメージを男子に聞くと必ず「つまんね」とかいってくるんで、韓国は魅力再開発が必要だと思う。
普通にソウルとか済州島を旅行した時は楽しかったけど、物足りない感じは確かにあった。
で、韓国って何すればいいんだよ?と考えたときに、そういえばHTBの「水曜どうでしょう」で韓国限界旅行してたよな、という記憶が残っていたので呼び起こしてみると、まあどこの国でもそうなんだけど、地方都市巡業、地域創生にこそ面白さが隠れてると思うわけ。最近少し日韓関係が冷え込んでるせいで地方路線が縮小気味だけど、ソウル→日本地方空港の要領で、韓国地方空港→成田もだいぶ増えて良く分からん都市からも飛んでるんで、じゃ今回はそれ使ってみるか、というノリでスポットを当てたのが務安。
きっかけはTwitterで#務安チャレンジ というタグが流行っていたこと。そもそも務安てどこ?って感じだ。
プサンの反対側、ってイメージ。ふーんこんなとこに空港あんのね、って感じだが、肝心の運賃はというと、
5740円...良いじゃん。
ということで即出国。ちなみにこの成田⇔務安線、搭乗率が伸び悩み今は週3便に減っています。当たり前だよなあ?
乗ってる人はほとんど韓国人。まあ日本で「務安国際空港」とかググってもほとんど記事出てこないし、空港連絡バスがあるようだけど、まともに動いてるのかすら分からない。そらそうなりますよね。ただそこは限界旅行者、「飛行機が遅れると脱出不可能」とかいう記事もあるし、これは行くしかないなという機運が否応なく高まってしまう。
19時ちょうどの1117便で務安へ。この時も結構空席多くて、隣3席使ってゴロゴロしていたけど何も言われなかった。ちなみに成田空港の滑走路混雑で普通に1時間弱遅れて20:09にテイクオフ。
タッチダウンは22:10頃。終バスが22時半みたいな話を聞いてたので、内心穏やかではなかったが、まあ何とかなるだろうという根拠のない自信とともに飛行機を降りる。22:18頃ドアオープンだったが、まあ本当に小さい空港で、イミグレを抜けるのも一瞬だったし、カメラの時刻を見ると22:27にはロビーに出てうろうろしていたみたい。
ロビーにあったバスの時刻表を撮ってみて、あ、光州方面行きは本当に22時半だ、やばいな、と思いながらチケット券売機を探すも見つからず、仕方ないのでグワンジュ!グワンジュ!と叫びながらバスの運ちゃんに乗せてもらう。ほぼサルみたいになってた気がする。日本みたいに厳格じゃなくて、「チケットないの?あーじゃここで払ってって」つって適当に現金で運賃収受して、無事バスは定刻通り出発。なんか1000KRWくらい余計に支払った気がするが、まあ90円くらいだしいいや、ということで、そんなことより無事空港脱出できたことの方がよっぽど安心できた。リムジンはアシアナグループ傘下の錦湖高速が担当。
光州まで行っても良かったんだけど、今回はその手前の松汀(ソンジョン)駅前で降ろしてもらい、今夜のドミへ。1500円くらいだったかな。人の家の一室で、その日唯一の宿泊客だった日本人のサラリーマンと相部屋になり、仲良くなって一日を終えた。なんもしてないけどまあ面白かった。
本当は光州で韓国料理でも食えればよかったんだけどこの時はただのトランジット目的だったので、翌早朝にバスでとんぼ返りして済州島へ。仁川より安いし務安ベースで旅行するのも選択肢としてはありだと思う。
明朝4時45分、松汀駅前の券売機で空港行きのチケットが買えるそうだったので、試してみたけど、どうも韓国国内発行のクレカじゃないと支払えないらしく、現金も対応しておらず、仕方ないのでバスの運ちゃんに説明することに。google翻訳登場させて、クレカで支払ったけど無理やわ、と伝えたら「そんなことないから俺がやってやる」といって降りて来てやってくれた。当然発券できなかったけど、こういうところは日本らしからぬ感じだよね。日本なら乗車券持ってない人は問答無用で乗車拒否ってなりそうな感じだけど、券売機の前で困ってたら乗る予定もないタクの運ちゃんが手伝ってくれるし、嫌日ムードの真っただ中に行ったからやばいかな?と思っていたが日本人だと明かしても普通に好意的に接してくれるし、韓国には何一つ悪いイメージは無い。料理はうまいし、治安も良いし、ただただ日韓線が冷え込んでることだけがディスアドだなあと。あ、あと空港リムジン普通に信号無視して市内爆走してるのも危なすぎてディスアドw
で、結局とりあえず乗れよ、って感じで現金で乗って、降りるときに引き留められて、空港内の券売機で午前の市内行きの便の乗車券を買わされた。
まあ等価だからそれでも良いんだろうけど、座席指定制だから自分の所為で1席埋まっちゃうんだよな...とかいう心配はたぶん要らないんだろうな(空港利用客が少ないので)。その時は4100KRWで、だいぶ安かった。この券売機は空港の総合受付の横に置いてあって、他にも何台か散らばってた。しかし、壊れてるのか電源入ってないのかわからないけれども、兎に角使えない筐体が多かった。
夜あまりじっくり見れなかったので空港をぶらぶらしてみたけど、本当に小さいし、発着する便も少ないし、お店も全然ありませんね。コンビニとカフェが入ってる以外は両替商店もめちゃレート良いとか言うこともないし、ルーブルは両替できるみたいですが、営業時間は短いし、なんだかなあという感じ。
売店でカップ麺買って食ったんですが、種類がありえん充実してる割に使ってる人少なくて、この需要過多とは…と頭を抱えてしまった。
アシアナとティーウェイのカウンターが特定の時間に稼働してる時以外はほとんどチェジュ航空のソロプレイって感じ。
調べてみるともともと光州空港の国際線機能移転で作られたらしいんだけど、利権問題とかで色々揉めて工期が伸びた結果お粗末になったって感じの空港らしい。周り畑だしね。確かに察するに余りある感じではある。ただ最近になって当初の目的を遂行しようという動きはあるみたいで、今後はもう少しマシになるかもしれない。とてもきれいな空港だし、伸びる余地はあるなという感じ。日本で言うと松山空港とか佐賀空港の規模をイメージすると良いかもしれない。
ちなみに24時間空港ではないので、夜間は空港は締め切られる。バス乗り場のロータリにベンチはあるけど完全に野宿になるので注意が必要。
このあとt-wayの早朝便で済州島に飛びました。
おしまい。
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