2023.08.06【元忍者 志賀泰伸さんインタビュー・緊急配信】いまジャニーズ事務所に求めたいこと/国連からの異例の批判を受け/メジャーデビュー経験者の訴え
・国連の記者会見を見ていて、国連のヒアリングで色んなことを思い出してして涙が止まらなくなってしまったが、国連の皆さんにしっかり受け止めてくれたと感じたことに感極まった涙を流した。国連の方々には感謝します
・国連のヒアリングでは、話をしているときに言葉を詰まったり、涙したとき少し休憩しましょうと配慮してくれた。また、しっかりと目と目を見て話してくれる、通訳を交わしながら心に響く会話が多かった
・ドクターの場合は症状を緩和するために薬を処方してくれる(カウンセリングの中で心の状態を聞き取りながら)何十年も通っているが、中心は医学的な話になる
・国連ヒアリングでは、医学的な話よりも起こった内容をしっかり受け止めてくれて励ましの言葉など気持ちに寄り添ってくれる、心温まる感じがした。国連の方々も意見を言ってくれるので、気持ちが解けていく。治療とは違うが心に響いた、癒しになった
・言葉の壁を感じさせない、意思疎通はばっちり
・ヒアリングと記者会見のときで国連の方々の面持ちが全然違った
・国連の記者会見、ジャニーズ事務所の件について最後に発言してくれたことで、インパクトがあったと思う、感謝したい
・国連のヒアリングでは、今まで数十年にわたってジャニー氏の性加害情報はすべて黙殺されてきたことを伝えた
・当事者の会記者会見、我々の意見を聞いてくれているという感触、メディア側の責任を感じながらもこれからしっかりと取り組んでいかなければならないというメディア側の想いも伝わってきていた。みんなでこの問題に立ち向かってクリーンな日本社会を創り、性被害等に真剣に取り組む段階にきたと感じる
・告発したとき「なぜ今なんだ?」「今さら言っているんだ」など言われた。親が健在のときは言えなかったし、ジャニーズ事務所から移籍しては俳優業への影響を考えて言えなかった
・フォーリーブスの北公次さんが告発したのにあまり広がらなかったし、文春裁判2004年の結果も黙殺されてきた経緯があった
・辞めた時に告発本出さないかとオファーはあったが、一人で立ち上がっても…と泣き寝入りするしかない状況だった
・1994年25歳のときにジャニーズ事務所退所
・北公次さんの本については当時詳しく知らなかった、ジャニーズ事務所の中にいたので仕事が忙しく、仕事のクオリティを高くしたいと励んでいた。その一方でジャニー氏からの性加害があった
・辞めてからもメディアの人と仕事で接することもあったが、この問題になると何故かスルーされる
・子どもなりに「言っちゃいけないこと」と理解していた、こういう大人もいるのかな?と思っていた(被害を受けた当時)
・被害を受ける度に、どんどんジャニー氏の顔を見るのも嫌になり、足が遠退き合宿所には行かなくなった。(辞めなかった理由としては)ジャニー氏に支配されていたのかなと思う
・辞めたいと電話でジャニー氏と話したとき「YOUも?!」と驚かれたので、(僕だけじゃないんだな)とも感じた
・国連の勧告に強制力はないため、日本政府がどう取り組んでくれるのか?と思う
・再発防止特別チームについてジャニーズ事務所側に立つだろうと感じた、透明性がないのでうーんという気持ち
・ジュリー社長の動画で「知りませんでした」がすごく他人事に聞こえた、それはなくないかと正直に思った。動画ではなく、記者会見などで真摯に対応してケアをしているということであれば、僕は出ていかなかったかもしれない
・SNS上で声を上げている人が誹謗中傷されている状況、メジャーデビューした自身が語ることで彼等が言っていることは真実なんだと、抑止力になればとも思った
・正義感だけで声を上げた
・弱者が発言したことを闇に葬り去られることは絶対にいけない、むしろ弱者を守らなければならない
・(児童虐待防止法について)子どものちょっとした異変に家族は気付くのでは、それで子どもなりに悩んでいたことを保護者などに話すことで通報義務があれば…と思う
・ジュリー氏は企業の役員であるため「善管注意義務」があるが、正直に言った方が良かったと感じる。「ジャニー氏やメリー氏の権力があったため、どうしても黙認するしかなかったんです」と言った方が良かったのではないか。裁判沙汰になっていたのに経営者層が「知らなかった」はあり得ない
・基本は事務所が(大御所の大先輩を含めて)タレントを守らなければならないと感じる。櫻井さんにしても結構辛い立場になっているのではないか
・事務所についてはすべての動きが後手後手になっている。問題を先延ばしにして風化させたいのかなと思われても仕方がない対応に見える
・夢、勇気、希望を与えている世界で闇って何?って感じで、クリーンな業界になってほしい。芸能界も実力社会であってほしい、陰や闇があるとタレントのもつ「メッセージ」が「つくられたもの」になってしまう
・ジャニーズ以外のところでも枕営業的話は噂レベルであるが聞いたことはある
・個人的にはジャニー氏へ感謝はしていない。恐怖と不安、自分の人生がボロボロにされたという気持ち
・デビューして応援の声が増えていくことには嬉しさを感じるが、家に帰ってからこれで本当にいいのかな、穢れているしな…と思っていた
・仕事の前後に点滴を打ちながら仕事をこなしていた(精神的なところから食べられない、摂食障害の状態)会社には隠していた
・メンバーの中でそういった(性被害の)話はしたことがない、エンターテイメントの話やファンの方々や世の中に勇気を与えられるか話をしていた
・デビューしてファンが増えるほど苦しみが増えていった、素直に喜べなかった
・18歳ぐらいまで性被害は続いた
・何年経っても何らかのキッカケ(原宿の街を見るなど)で強烈にフラッシュバックする。少しずつするとそれが薄れていくが、また出てくる、その繰り返し
・辛い状況であり、これ以上メディアに出ない方がいいと医師に忠告されているが、微力ながら社会が変えられるかもしれないと思い行動している。薬を増量したり、仲間との連携(今ヤバいかもと伝えて、今はいいよと言ってもらったり)で保っている
・勇気を持って告発した人はとても苦しい、それを追い込むような誹謗中傷について、事務所として誹謗中傷を求めていないとメッセージを出すことで止むことを願っている
・(事務所には)国連のステートメントを真摯に受け止めて取り組んでほしい
・事務所にはしっかりとした企業体になってほしい、タレントを引き摺り下ろすとか事務所解体などは求めていない
・スポンサー企業やメディア等のステークホルダーには正義と信念を貫いてほしい
・メディアの方々には真実を伝えてほしい、嘘はやめましょう
・政府の対応、上っ面の男性用ホットラインなど本当に電話がかかってきたときの対応はできているのか、窓口で対応する人や手順が分からなければ意味がない(被害者は電話しない)