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2023.08.05元ジャニーズJr./当事者の会代表 平本淳也さんに聞く/国連の異例の言及を受け、いま何を思うのか/ジャニーズ事務所に求めること
・12日間の調査でここまでの調査をした人権理事会の作業部会の2人の仕事の速さに感心した
・来年の6月の最終報告まで待つのだろうと覚悟していたが、ほぼ決定的なレベルで加害があったというメッセージを伝えてくれた。また、リアルタイムで聞けると思わなかったので驚いたし、自分達の欲しかった言葉だった
・国連の2名は聞き上手よりもさらに上のレベル、マリア様のような何もかも話したくなるような印象
・BBCのキャスティングやロケハンをお手伝いした
・映像で告発することは今までなかったため、自分はBBCという映像媒体で話すことに戸惑った(雑誌媒体等は今まであったが…)
・告発本を書いたが、マスコミは動いてくれなかった過去があり、自分の本で人を傷付けてしまったことを申し訳なく思っている
・会う人にはまず謝っている、今回で言えば志賀さんには「本当にごめん」という気持ちを伝えた。志賀さんは「いいよいいよー」と。人のプライバシーは守ると決めた
・東山さんについて、どの立場で発言しているのか疑問を持っている。単純に言えばタレントは事務所と契約している、事務所の社員ではない
・近藤さん発言はジュリー社長に対してだけ言っているのではなく、全員に言っていると感じる。不意打ちでの質問だったから、瞬間的に嘘を付けなかったのでは?
・外の人間(近藤さん)か中の人間(東山さん)かの違いで、東山さんの場合ジャニーズ事務所やジュリー社長を守りたい気持ちなんだろうなと感じる。東山さんはメリー氏に息子のように可愛がられていた
・ただ、あえて(現タレントに)告発させる。言わせる必要はないと思う
・警察:自身も辞めてから警察に相談したが、証拠ある?とあしらわれる
・出版社:「うちはジャニーズと取引あるから…」「カレンダー出したいから…」と断られる
・男の子は触られても文句言えないし、嫌なの?と不思議がられて、お前は頭おかしいと過去は言われてきた。今やっとそれが逆転してきた
・本は割と売れた、メジャータレントにも「本当のこと書かないでよ」と言われたことも。ただ、それはメディアに取り上げられなかった
・事件なの?事故なの?ニュース?何か分からない(と見られていた)、同性同士であること、さらにジャニーズ事務所というブランドが取り上げることを邪魔する
・結局、賛同してくれていた元Jr.達も何のムーブメントにならなかったことで自分から離れていった
・過去ならあり得なかったが、現在は例えばテレビ東京が「調査」依頼したりと進歩を感じる
・被害の種類として、襲われるならまだしも、こちらから…というパターンもあり、ジャニー氏的にはJr.と愛し合いたい(歪んだ愛…)
・ジャニー氏「僕はこんなに愛しているのに、youはなんで返してくれないの」
・理性があったら手が出さないと思う、本能で動いている。ただ、無理矢理ではない
・ジャニーズ事務所に対して責める発言は色々と考えるとリスクでしかないので、自己防衛してしまうのは致し方ないと感じる
・被害に遭ったけど、ジャニー氏には感謝していますという一種矛盾した発言に繋がる
・96年頃、『ジャニーズのすべて』出版後、いつ殺されるかと身の危険を感じた(脅迫電話など)
・BBCの影響なのか?今年1月頃白波瀬氏が取締役から代表取締役副社長へ(現在、ジャニーズ事務所はジュリー社長と白波瀬副社長の「代表」2名体制)
・JのS(=ジャニーズ事務所の白波瀬氏)
・BBC、カウアンさん、橋田さんと告発した勇気ある後輩の存在が流れを変えた、事実上のMeToo
・男の場合、性被害を告発することはすごく格好が悪いと自分自身で感じるので、今の流れはある意味信じられない
・自分だけでなく、友達や周りでも警察に相談した人は知っている
・揉み消し以前に警察は受け付けてくれない、男性の性被害について警察の無理解を感じる