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【植え替え・知識】胡蝶蘭の育て方
この記事はこんな疑問を解消します
・そもそも、植え替えとは?
・適期や必要資材が知りたい!
(読了目安:5分)
「胡蝶蘭が咲き終えたけど、このままにしてていいのかな?」
「"植え替え"が必要って聞いたけど、やり方がよくわからない」
![](https://assets.st-note.com/img/1677645127503-Jd4r3wTI7K.png?width=1200)
胡蝶蘭の植え替えは、正しい知識が求められます。
とはいえ難しいものではありません。
ひとつずつ見ていきましょう。
今回は胡蝶蘭をすこやかに育てる「植え替えの知識」についてお話します。
前提:原則、植え替えはしない
植え替えは、あたらしい根がたくさん生えて、カップの中がパンパンになり苦しそうな様子のときに行います。
植え替えをするなら、まさに温室の中が適しています。
・直射日光を約50%遮光する温室の中
・気温はだいたい18度から25度くらい
というような適した環境がある方は、植え替えても株の傷みが少なく済みます。
それ以外の環境下で植え替えると、株が傷んで胡蝶蘭がダメになる可能性が非常に高いため、原則、植え替えは行わない方がよいでしょう。
植え替えのポイント
前提を踏まえて、植え替えを行う際のポイントを4つご紹介します。
1. 植え替えの適期は4月~5月
植え替えをするのに適しているのは、4~5月ごろ。
できるだけ株を傷めず植え替えるために、適切なタイミングで行いましょう。
反対に、8月以降はあまりおすすめできません。
植え替えをする時期が冬に近くなればなるほど、冬までにしっかりとした根が張りにくくなり、冬になったとたんに株が極端に弱ってしまうからです。
どうしても8月以降に植え替えをしなければならない場合は、根をほぐさずに、ひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。
そうすると、根をほとんど傷めず、生育も順調にいきやすくなります。
2. 植え替えに適した資材
草花専用の土は使いません
「植物といえば土!」
と思われる方も多いかと思いますが、胡蝶蘭の育成には土を使いません。
通気性が重要な胡蝶蘭には、土はあまり向いていないのです。
根が腐る原因にもなりますので、草花専用の土は使わないようにしましょう。
では、土を使わないなら何を使うのか。
今回は、2パターンをお伝えします。
ミズゴケ&素焼き鉢
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ミズゴケとは、コケの一種を乾燥させたものです。
通気性がよく、胡蝶蘭の栽培に適しています。
ただし保水性もよいため、水をあげすぎると根を傷めることがあり注意が必要です。
パサパサに乾燥していたら、水で戻してから使いましょう。
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ミズゴケには、通気性がよい素焼き鉢が適しています。
プラスチック鉢は通気性が悪く、ミズゴケと一緒につかうと根が腐る可能性があるため避けましょう。
バークチップ&プラスチック鉢またはポット
![](https://assets.st-note.com/img/1657525399990-NldLDzmrGY.jpg?width=1200)
バークチップとは、樹の皮を細かくチップ状に加工したものです。
排水性、通気性がとてもよく、ミズゴケより多くの水やり回数が必要となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1657525411477-HdbU8JNVcR.jpg?width=1200)
バークチップには、プラスチップ鉢またはポットが適しています。
素焼きの鉢だと通気性が良くなりすぎてしまいます。
ポットは、透明なものがおすすめです。
透明なポットを使うと、根の生育や水やりのタイミングが一目でわかりますので大変便利です。
3. 鉢の選び方
鉢は、植え替えをする株よりもひとまわり大きい鉢を選びましょう。
一般的に、鉢やポットは「号」でサイズ表記されています。
1号は直径約3cmです。
また「号」は「寸」とも言い換えられることもあります。
号数の基準とサイズ
1号=3cm
2号=6cm
3号=9cm
4号=12cm
5号=15cm
6号=18cm
7号=21cm
8号=24cm
9号=27cm
10号=30cm
11号=33cm
12号=36cm
まとめ
以上「胡蝶蘭の植え替え 知識編」でした。
植え替えに使う資材などをご紹介しましたが、大前提として「原則、植え替えは行わない」ということをお忘れなく。
そして植え替えをする際は、適した時期に、適した組み合わせの資材を使いましょう。
▼植え替えの実践編はこちら
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note内でお伝えしている情報は、ひとつの基準(目安)です。
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