2024年10月25日~31日の日記
25日
試験が終わり、様々な抑圧から解放された!
ちょっと周辺を散歩してみる。子供の頃に来た遊園地はここにあったんだ。うねうねしたジェットコースターをはっきりと覚えている。平日だというのに観光客は結構いて、また学校帰りと思しき女子高生もちらほら見かけた。もう4年も住んでるのにこの「都会感」に慣れない自分やばない?くそデカい商業施設がいくつもあって驚く。
日が暮れていく都会の街。なんなら気になってたパンケーキ屋に行こうと思ったが、「いや、私は今別にパンケーキを食べたくないな」「カレーの方が食べたいな」とふと思い直し、駅にすぐさま引き返した。こういうときの自分だけは信用できるな。
まだ帰宅ラッシュにも早い時間の電車は、気の抜けた様子で心地よかった。
ディナーのカレーはあんまりお得じゃない!と、言うことで安い方のカレー屋に行った。ちょっと味は劣るけども、バリエーションに富んでいて十分美味しいし、店主であるネパールの兄弟がツンデレさんで可愛くて、なんだかんだ来ている。もうすぐこの地を離れるから、そうそう彼らに会うこともできないわけで。ほうれん草カレーにナンを付けて、その味を噛みしめた。そう思うとちょっと泣きそうな気までした。
この店は混むことはないけど、いつも人がいる。今日は父母娘の関西弁の家族と(さっき近くのスーパーに寄ってきたらしく、「あのおじさんの店員レジ打つの早いわねぇ!」という話をしていた。私は「あのおじさんだな」と思い当たって心の中で大きく相づちを打った)、仕事帰りらしいリーマンの男性がいた。穏やかでいいな~。
ナンを食べると動けないくらいお腹いっぱいなるんだよな。最近の疲れもあって倒れ込むように寝てしまった。
母が来たインターホンで起きた。もうそんな時間?!急いで片付けて母を招いた。一緒に夜食を買いにローソンへ。auパスの250円引きクーポンがなくなっていてショック。じゃあ我慢するか…と母の夜飯だけ買って出た。
今日は寝坊しそうだったのでシャワーを爆速で浴びただけだったんだ。そういうわけでゆったりと風呂に浸かる。気付いたら3時になっていた。
26日
TDLイン!!!!!!激混み覚悟の突撃で、案の定とんでもない人混み。
目当てのバズには3回乗ることができたのでバンザイ。
27日
昼まで寝て、おやつの時間も過ぎてさすがに飯を食いに行くことにした。迷った挙げ句結局いつものインドカレー屋に決定。が、こういうときに限ってお休み!しゃーなしの選択だったはずだが、やってないと言われると行きたくなる。それで徘徊した末に、行ったことないイオンの中の中華屋に決定した。それが全然評判悪いところで。閑散としているわけではないので、安心していたのだが待ち時間になんとはなしにGoogleの評価を見てみたら散々な言われようだった。
我々は嫌な予感がした。中華屋にしてはかなり待ってから注文したセットが運ばれてきた。それが、もう、貧相なこと。メニューの写真と違いすぎる。そうだよね、写真のお皿の縮尺は実際と同じなんて言ってないもんね、変えてるよね。エビはあまりに小さくて衣ばっかり。ご飯もちょんもりしかよそってくれてない。杏仁豆腐は味しない。あっちの部屋で食べてる人たちの単品料理はちゃんと美味しそうなんだけどな、こりゃ失敗だ。
我々は複雑な気持ちで店を後にした。
せっかくなら夜ご飯も食べたいので、それまで腹ごなしをするため、周辺を散歩することにする。すっかり第二の故郷になったこの町。ほんとうにほんとうに寂しいよ。私以上に母親が悲しそうにしており、名残惜しそうに何度となく歩いた道を見回していた。
今の部屋は母が一目惚れで決めた部屋だ。
探してくれた不動産屋の担当は”野口さん”という方で、この手の営業の人にしては珍しく、ぐいぐい感もなく、なんなら愛想もなく、淡々と話す方だった。「この人は信頼できる人だ」ということを感じ取った我々はいろいろ探してもらった。そうしたら、条件を全てぴったり、きれいに、気持ちいいくらいに満たしてくれる物件を持ってきてくれた。
私は、我々家族全員は、野口さんにとても感謝している。私が大学の青春時代を過ごしただけでなく、両親揃ってしょっちゅうこっちに遊びに来るんだからね。
これ、不動産屋に手紙とか出せばお礼伝えられるのかしら。
散歩の途中、いつものケーキ屋でかぼちゃモンブランとラム酒レアチーズケーキを買った。ここのケーキ屋も、毎年誕生日ケーキ買ったなあ。あの子と一緒に食べたクリスマスケーキもここで予約して買った。あれは、ほんとうに美味しかった。
昨年いつのまに新しくできていた餃子屋に行った。「テイクアウト」!!!とでっかく書いてあるもんだからてっきりテイクアウトしかやっていないのかと思ったのだが、ちゃんと飲み屋らしい。こんな狭いとこによく作るねえ。普通に美味しかった。スナック感覚で食べられるさっくり食感の皮、野菜も肉もたっぷりの餡。飲み物も相場相応。さくっと飲んでサクッと帰れる感じもありがたく、店員もみんな感じがよい。張り紙を見たらバイトの給料もよくてバイトしたくなった。うわ、今になっていろんなバイトしたくなってきたわ。
食後にだべって、ゆっくり家を出発する。母親を東京駅まで見送った。
28日
ゆっくり起床。15時近く、楽器を持って繁華街の方面に出かけた。めっちゃ安いカラオケで楽器の練習をするためだ。
と、その前に腹ごしらえに気になっていたパンケーキ屋に。平日の昼間というのもあってかご年配の方のグループがいっぱい。こういう駅ビルって若者のイメージだが、こういうのは珍しい。
検索したらさらに安いカラオケ屋ができていたのでそっちへ。楽器の調子はが鈍っていなくてホッとした。
帰宅して、夜は近くのイタリアンバルで一人酒をした。店主はいつも通り朗らかに迎えてくれ、そこそこの人で賑わい、ハロウィン限定メニューはありつつもいつものメニューが並んでいた。モバイルオーダーができるようになっていた。
まず1杯は白ワイン。欠かせないカルパッチョとお通しのガーリック枝豆で飲む。ハロウィンにちなんで「赤い飲み物」が割引になっているので赤ワイン、最後口直しになんか、赤いカクテルを注文した。ちょっと酔っ払ってもすぐ帰宅できるのが嬉しい。
店主のおっさん、いつもありがとうございました。
そういえば今日は普通にパンケーキとカルパッチョと枝豆しか食べてないわけで、酒を消化したら小腹が空いてきた。こういうときは割引券を使って銀だこだ!
こっちもやっぱりいつも通り東南アジア系の店員さんが迎えてくれて、10分くらい待って出来立てのたこ焼きを提供してくれた。なぜかこの店で買うといつもあっっっつあつの、ソースとマヨと鰹節たっぷりのたこ焼きを出してくれるので大好きだった。
自分の安心できる部屋ではふはふして食べた。こうしてお腹いっぱいで、心もかつてないほどに満たされて、こんな時間がずっと続けば良いのにと泣きそうになりながら眠りについた。
29日
11時頃起床し、今日は目当てのオムライス屋を目指すことに。母のお下がりのお気に入りのミニスカート(バブリーな肩パットジャケットとのセットアップの、スカートだけを着ている。昨今のスカートは短すぎるが、ロングブーツを履かないならこのくらいの長さがちょうどよく可愛い)を履く。ウィッグを被り、いざ出発!と思ったら寒い!急いでタイツを履きに戻った。
13時頃店に到着。
地元民っぽいおじさまおばさまが多いわね。ちなみにこの店、トロトロオムレツ系ノーマルオムライスの中ではかなり上位の店でした。トロトロ具合も、形も、量も、デミグラスソースの味も、ご飯の具材の多さ味つけも全部ちょうど良くて自分好み。ビジュアルがかわい~。温度的にも雰囲気的もあたたかいお店に大満足した。
それからバスに乗ってクレープ屋へ。このバスがなっかなか来なくて。なんか見送っちゃったのかしら自分。かなり雨も降り出してきて寒いし、傘も差さず濡れてるなんて恥ずかしいし。どうしてこういうときに限って傘を持ってこないのかしら!もう来ないかと思った40分後、やっと到着してほっとした。
住宅街を歩いてこんなところにお店があるのかしらと疑いつつ歩いていたら、あった、あの待機客がいるところね。小さな店内は平日だというのに超満員。並んで待っていてください、と言われてもどこに並べば良いか分からなくてどぎまぎしてしまった。私が傘を持っていないのを見かねて、お店の人が傘を貸してくれた。なんとありがたい。私の次に並んだ人も1人客だった。
10~20分程度で店内に通された。「雨の中外で待ってもらってごめんなさいね」いえいえ、もちろん大丈夫ですよ!この店は小さい割に人いっぱいで、調理配膳に終始ドタバタしているために落ち着いた空間ではないものの、店員さんがみんな感じよく、良かった。私は一番小さいエスプレッソとシンプルなシュガーバターを注文した。紅茶が美味しいらしいが、値段にビビってしまい(クレープ1000円以上)これだけにした。
5分くらいでやってくる。甘い香りの大きなクレープがどんっと。見て分かる、厚みがすごい。ナイフを入れるとそのふっかふか具合がいっそう伝わってきた。歯で噛んでもっちり、口の中でほどける。う~んこれは1000円の価値あるかもな。これでもかと大きな塊のしょっぱいバターが良いアクセントになって飽きずに食べられる。シュガーもざらざらとたっぷりだ。まさに高級なクッションだ。低反発まくらでもいいよ。
帰りも奥様が傘貸しましょうか?と言ってくれたけど、もういつ返しに来られるかわからないので断った。お心遣い感謝します!!!ありがとう!
それで雨の中を走ってこちらも同じくらい目当てだったたこ焼き屋を目指す。
こちらはアジア系のお母さんが経営しているらしい。1つ下さい、と言うとまずパックにたっぷりとソースを塗りつけ、慣れた手つきでたこ焼きを転がして入れ、再びたっぷりソースを塗った。さらに光速でマヨネーズ、鰹節、青のりをかけて、秒で「はい、ありがとうございます~」と渡してくれた。わ~~美味しそう!ありがとうございます!
今すぐ食べたいところだが、食べるところが全然ない。いつもだったら公園とかで食べちゃうけど雨降ってるし、てか腹一杯だし。
従って仕方なくたこ焼きを持って帰ることにした。ビニール袋の口をしっかり閉じ腹に抱えて、なるべくドア付近に立ったがどうしても良い匂いがしてしまう。しかも快速を乗り逃がしてしまったために約20分間、はた迷惑な野郎になることになった。
家に帰る頃には服もウィッグもちょうどいや~な感じに濡れて最悪だった。それでもたこ焼きは美味しかった。こんなに時間経ってもまだサクサク部分がある。トロトロ加減も残ってて、ソースは甘く、とにかく出汁の深い味わいがある。
冷えたからだを温めるのにゆったり風呂に入る。買い物をし終え、家中の掃除をして寝た。
30日
少し遠方の病院で、11時から健康診断があったのでそれに行く。そのまま出発しても良かったが少しでも長く家にいた方が良いと思い一旦帰宅。
お昼は近くの洋食屋に行った。ここは味は普通だった。なんかやかましくて、おばさん店員同士がギスってて気分悪かった。
さらにお気に入りのクレープ屋へ。スタンプカードが貯まった。いつもの店主のお姉さんがにこにこと迎えてくれ、テキパキと美しいクレープを作ってくれた。これ以上に私の好みで美味しいクレープは見つからないかもしれない。絶対に潰れて欲しくない。またいつかきっと来たい。
あっという間に別れの時が来てしまった。不動産屋への引き渡しは両親がやってくれるので、私はここでお終いだ。私の部屋、私以外の人の手に渡っちゃうんだ。そりゃ賃貸なんだから分かっちゃいたけどねぇ、やっぱり寂しい。さようなら。さようなら。
31日
室内が妙に暑い。こんな贅沢な事ってない。学校と言えば、12月に入ってから暖房を付けるものである。10月からこんなにあったかいのは嬉しいばかりだ。
お昼はソバだった。最近蕎麦が多い。美味しい蕎麦を少し食べる分には好きだが、美味しくもない伸びた蕎麦は全然食べたくない。ほとんど残してしまった。
同級生3人で話していたが、こいつらはほんとに愉快で話し上手だ。いつも接待コミュニケーションしてもらって申し訳ない。気楽に和気あいあいとして雰囲気を作れるのはほんとうにコイツらの努力の賜物だと思う。あるいは、努力ですらないのかもしれないが。自分もこうなりたいものだ、といつも思う。