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アムステルダムの街歩きとお別れ。
2日目にしてアムステルダム滞在は最終日を迎えた。
最初の目的地、美術館へ街散策も兼ねて徒歩で向かう事にした。相変わらず運河と個性的なデザインのお家を目にし、ファンタジー映画のような世界観の街に惚れ惚れさせられる。
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アムステルダムのお店はどれも個性的でウィンドウショッピングをしているだけで本当に楽しめる。
歩いている途中、虹を発見。今日も何かいいことが起こりそうな予感がした。既に虹に出会えている時点でいいことが起こっているのだけれども。
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今回のチケットは現地購入。少し分かりにくかったが、人に聞きつつなんとかチケットをゲット。美術館の入場列に向かい無事入館することが出来た。
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こちらの美術館も貴重な美術品を多数保有している。ルーブルが広大過ぎたこともあり、こちらの美術館の規模がちょうど良いように思われた。
フェルメールの『牛乳を注ぐ女』を見て徳島の大塚美術館にあった何にでも牛乳を注ぐ女の顔はめパネルを思い出す。
また、ゴッホの作品も展示されていた。やはり人気なのだなと。
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そしてなんと言っても目玉はレンブラントの『夜警』だろう。
教科書に載っていた、歴史の授業でその題名を覚えた記憶のある絵画が目の前にある。しかし、縦3.63メートル、横4.37メートルとその大きさはこれまで知っていた知識とは異なる要素として私に訴えかけて来た。重さは337キログラムにもなるらしい。暫く絵画から目を離すことが出来なかった。
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ルーブルよりは小さいとはいえ、やはり国立美術館の名に相応しく、それなりに大きい。絵画だけでなく、彫刻作品やステンドグラス、家具、鉄砲、船の模型に至るまで様々な種類の展示品が収蔵してあった。中々に見応えがある。
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ロビーには石もある。一つの作品というか、インテリアデザインなのだろうか。はたまた、スーベニアショップにも個性的なミッフィがいた。
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こちらの美術館でもWi-Fiが使用出来たのでマティアスと連絡を取り、再び合流することにした。少し行った先のミスタードーナツの前で待ち合わせ。出店が出ている通りを目指す。
洋服を売っているテントや食べ物の屋台などバラエティ豊かな屋台が並んでいた。一通りお店を見て回ることにする。雨が降っていたのだが、途中、屋台の屋根に溜まった水を落とそうとした店員の男性がタイミング悪く道ゆく女性に水をかけてしまい怒られていた。
一通り歩いてからマティアスは個性的なデザインの靴下を家族のお土産にと購入していた。またそこでスーパーで購入した葡萄を分けてくれた。バックパッカーの先輩からの学びであった。私も小腹を空かせた時はフルーツを買うのも手だなと。
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また、私は気になったオランダの料理?何が入っているかは分からなかったものの小さいまんまるの揚げ物とキャラメルワッフルを購入した。揚げ物の中には恐らくじゃがいもとお肉が入っていて、独特な味だが美味しく頂いた。ワッフルはこのお菓子自体は日本で食べたことがあり、現地のも美味かったのだが、あまりの大きさに多過ぎて最後まで食べるのが大変だった。溢れ出るキャラメルがベトベトしていた。
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雨が強まって来たので、雨宿りも兼ねて近くにあった現代美術の方まで足を運んでみた。私は午前中に美術館鑑賞をして鑑賞する集中力が残っていなかったし、マティアスも別にそこまで入りたい訳ではないということだったので、スーベニアショップだけ見ることにした。
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そこで彼は私が素敵だと言ったゲイアートのポストカードを買っていた。喧嘩中の彼と会う約束が出来たらしい。まだ解決とはならないが、話せることは大きい。うまく話が運んでくれることを願う。また、ゲイアートの流れで王家衛の『ブエノスアイレス』を思い出した。彼はアルゼンチン出身との事で、映画内では殆ど野外が映されずアルゼンチンかどうかなんて分からないのだが、その映画は彼の出身国の映画だから。その話をしたら彼はこの偶然を面白がっていた。異国の地で会った人間がまさか自国が舞台のゲイ映画を観ているなんて、と。
スーベニアショップを満喫しきったので再び駅前に戻ることにした。帰りはトラムを使う。街中でよく見かけたトラムだが、乗るのは初めて。中々に混んでおり、トラムが街での生活に如何に欠かせないものであるかが感じられた。
駅周辺の街は既にお馴染み。ショッピングセンターに入りウィンドウショッピングを楽しむ。実は悩んだ末に一冊の本を購入してしまっていたので厳密にはウィンドウでもないのだが。
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近くの広場にはホリデーシーズンということもあり、巨大なクリスマスツリーが置かれていた。その前でマティアスに写真を撮ってもらう。通りかかった紳士が2人で映らないかと写真を撮ってくれる申し出をしてくれた。マティアスはそこまで写真に映るのは好きではないので丁重にお断りする。外見だけでなく中身まで真摯なその彼が去った後、「写真ではなくあなたの連絡先が欲しいです。」と言えばよかったと後悔していた。海外の方の恋愛スキルの高さたるや。
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散策も一通りし終えたのでカフェに入る事にした。古風な見た目の建物に反してモバイルオーダーと現代的である。もう既に夜も更け、アムステルダムから離れる時間が近づいてきた。アムステルダムからの出発は同時にマティアスとの別れも意味していた。
私はこれから次の土地へと旅立つ。マティアスも明日イタリアの恋人のもとに向かうようだ。
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カフェを出てから最後にレッドライトストリートを散策してみることにした。これはストリップ系のお店が軒を連ねたエリアがお店の赤いランプを光らせている事に由来する名前を持つ通りのことだ。女性が搾取されるという意味に捉えると悲しい歴史的背景の上に成り立つこの文化。女の子が楽しんでやっているのであれば良いのだがそんな人は稀だろう。大体が稼げるからという理由で接客しているのであればとても悲しいことだと思った。また、通りではというか、街中では割とマリファナの匂いを至る所で感じた。マティアスは適量であれば薬になるし、彼自身も使った事があると言っていたが、果たしてマリファナは良いものになりうるのか、薬物が駄目だと教えられて来た背景からは中々結びつけ難いイメージであると感じた。
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一通り歩いたのち、一度宿に戻り荷物をピックアップした。実は石畳の道なのでキャリーケースは少し運びにくい。マティアスは私の宿から駅までついて来てくれ、キャリーを代わりに運んでくれた。彼にはパリからお世話になりっぱなしだった。マティアスは中心の駅からフェリーに乗ってホステルに帰るらしい。改札まで送ってくれたのでそこでハグをして最後の別れを告げた。ここから1人なる旅路と純粋に彼との別れの事実に少しうるうるしてしまう。
次にいつ会えるか分からないお別れ、寂しいけれど仮にこの先一生会えなかったとしてもこの旅で出会えてよかったと思う。
次の目的地のブリュッセルへはユーレイルで向かった。こちらも人気の道らしいのでユーレイルパスと併用して特急券を購入した座席指定の席に着く。希望で指定できる訳ではなく、2人がけ席が対面に開かれており、私の席は進行方向逆向きの通路側だった。
前の席の方がわんちゃんを連れていて、ヨーロッパのペットへの寛容さが感じられた。
久々にパソコンで作業を開始した。この時は電車のWi-Fiがしっかり入っていたので旅程計画やその他の作業が捗った。
19時15分アムステルダム発。21時半頃には予約していたホステルの最寄駅についたので約2時間半の移動。調べ物や作業をしていたのであっという間だった。
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チェックインを済ませ部屋に向かう。エレベーターがない宿だったのでフロントの方が代わりにキャリーを運んでくれた。ありがたい。
お腹が空いていたので街に出てレストランを探す。あまり選択肢はなさそうだが八百屋のカラフルさに目を惹かれた。
この先イタリアにも行くんだけどなと思いながら結局ピザ屋に入る事にした。
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店内は地元の方々で割と混んでおり、人気なお店のようだった。無難にマルゲリータを注文した。1人1枚のピザをナイフとフォークで食べるヨーロッパ式ピザ、大きいかと思ったが、美味しくてあっという間に完食してしまった。
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既に23時を回っていたのでホステルに戻りシャワーを浴びた。
シャワーを終えて部屋に戻るとドミトリーの仲間が帰って来ていた。彼と目が合い話す事になる。
彼はモロッコ出身だが、フランス育ち、今はベルギーでパン屋かケーキ屋?で働いているらしい。ブリュッセルへは自身のお店を開くための視察に来ているという。
彼と話しているうちに彼に、夜の街へでないかと誘われた。悩んでいるうちに日付を超えた。