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ワイナリーの世代交代

ワイン造りって基本農業だと思う。そしてどの国も農家さんの世代交代というのはとても難しいと思う。どこも世界も若者はもっとかっこ良い職業に就きたいって思いがち。ワイナリーも1世代目から子供たちは継がず、他のワイナリーや会社に売却、オーナーシップ交代という話はよく聞きます。

ワイン造りって、スマートでCoolな仕事と思われがちだけど本当に大変!まぁそれでもアメリカは農業従事者の収入が高いと言われる国だから日本よりはましなのかなー。

ちなみに、私は学生時代アルバイトからワインを販売する仕事をしていて、もっともっとワインを知りたいと20代後半にブドウ栽培の世界に飛び込んですごいカルチャーショックを受けました。私が知っていたワインの世界と全然違った(-_-;) 農業の世界は話す言葉が全然違った・・・(そのまま6年ちょっと農業やりました)

今日はウッドワード・キャニオンというワシントン州のワイン造りパイオニアの家族のお話です。お父さんRickとお母さんDarceyはこの地域でワイン産業を興した人たち、レジェンドです。そんな両親の仕事を引き継ぐって大変だと思います。たしかRickはワシントン州で初めてワインスペクテータ誌の表紙を飾った偉大なワインメーカー。

$2.5だっっ!!!

今回 創業世代のRick & Darceyは8月8日のワシントン・ワイン・オークションで生涯功労賞Lifetime Achievementを授与されます。これは誰もが納得!当たり前と言えるくらいの受賞です。

素晴らしいのは娘のジョーダンが新進気鋭リーダー賞Emerging Leaderを獲得した事!!!2代目かっこ良すぎるでしょーーー。

オークション・ワシントン・ワイン 受賞の記事はこちらをクリック

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2024 オークション・ワシントン・ワインTOAST!
リック&ダーシー・スモール 生涯功労賞

ワシントン州ウディンヴィルで開催され、アメリカ合衆国でトップ5に入るチャリティ・ ワインオークションの一つである「ワシントン・ワイン・オークション」は、8月8日(木)にスパークマン・セラーズで開催される第3回TOAST!イベントの一環として、ウッドワードキャニオン・ワイナリーの創設者であるリック・スモールとダーシー・フグマン・スモール夫妻に最も権威ある「生涯功労賞」を授与します。この賞は、ワシントン・ワイン業界において少なくとも25年にわたり、ワシントン・ワイン・コミュニティへの並外れた献身、インスピレーション、そして貢献を表明した個人を称える最高の栄誉であり、今年はリック・スモールとダーシー・フグマン・スモールのご夫婦が受賞しました。
 
リック・スモールはスネーク・リヴァー近くのコロンビア・ヴァレーでの小麦農家の4世代目として育ち、ワシントン州立大学で建築学を学びながら、1969年に農学部の学士号を取得して卒業しました。その後、ワラワラ・ヴァレーに戻り、趣味としてワイン造りを始めましたが、当時は彼がワイン業界の発展に貢献するとは誰も予想していなかったでしょう。リックが地元ウッドワード・キャニオンの35エーカーの土地に最初のブドウを植えたのは1977年の事でした。

ワシントン大学を卒業し、ワラワラで働いていたダーシーは、ワインのテイスティング・グループに参加していたときにリックと出会いました。2回目のデートでワイン造りを始めた2人は、1980年に結婚し、翌年ウッドワードキャニオン・ワイナリーを立ち上げ、これがワラワラ地区で2番目のワイナリーとなりました。現在、ワラワラ・ヴァレーには140以上のワイナリーが存在します。 ダーシーはワラワラ郡の土地利用プランナーとして働き、多くの新規ワイナリーの立ち上げに重要な資金提供をサポートしてきました。彼女は22年後に郡の計画責任者を退職し、ウッドワード・キャニオンのゼネラル・マネージャーに就任しています。
 
スモール夫妻は創業当初からワラワラ・ヴァレーのワイン産業で指導的な役割を担って来ました。リックはワラワラ・ヴァレー・ワイン・グロワーズの会長として、土地利用の専門家であるダーシーの協力を得て、ワラワラ・ヴァレーAVAの設立申請を先頭に立って進めました。その結果、1984年3月7日に連邦政府によってAVAが設立されました。40年経った現在も、彼らのブドウ畑はAVAの最西端に位置しています。
 
1992年春、リックはワイン・スペクテーター誌の表紙を飾り、その2年前には彼の1987年カベルネ・ソーヴィニヨンが世界第10位にランクされました。彼のカベルネ・ソーヴィニヨン・プログラム、特にデディケーション・シリーズ(後のアーティスト・シリーズ)の熟成能力は、ワシントン州の他の生産者が評価される基準となりました。さらに、スモール夫妻のホース・ヘブン・ヒルズにあるシャンプー・ヴィンヤードへの初期投資は先見の明があり、この畑のブドウは北西部で最も評価の高いカベルネ・ソーヴィニヨンに成長しました。
 
近年、リックとダーシーはブドウ畑とワイナリーの運営を子供たちに引き継ぎました。息子のセイガーは料理学校を卒業し、シアトルの一流レストランで働いた後、ワラワラ・コミュニティ・カレッジのブドウ栽培・醸造プログラムを修了し、現在は一家のブドウ畑を管理しています。彼はサーモン・セーフ認証のもと、オーガニック栽培とリジェネラティブ・環境再生型農業を視野に入れてブドウ栽培を行っています。また、娘のジョーダンは2013年に入社し、2021年にゼネラル・マネージャーに昇進しました。彼女は今春、ワシントン・ワイン・オークションの“新進気鋭のリーダー賞”を授与されました。
 
ワシントン・ワイン・オークションの37年の歴史の中で、名誉醸造家と名誉栽培家の両方を受賞したのはリック・スモールだけです。彼はまた、ワシントン州ワイン委員会の委員長も務めていました。引退後も、リックとダーシーはワイン業界に関わり続け、ワラワラ・ヴァレーのコミュニティ活動や教育機関を支援しています。ダーシーはワラワラ・コミュニティ・カレッジ財団の理事を8年間務めました。
 
リックは語ります。「ダーシーとワイン造りを始めた頃は、時間なんて考えたこともなかった。ただひたすら作業とブドウとワイン、そして子供たちのことで頭がいっぱいだったんだ」「‘失敗’という言葉は僕らの辞書にはなかったし、‘長く続ける’ことも考えなかった。ただひたすら品質にこだわってきた。今でも1981年と同じ気持ちだ。素晴らしい道のりだったし、幸いなことにこの道はまだ終わっていないんだ。」
 

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ジョーダン・スモール 新進気鋭リーダー賞

ワシントン州ウディンヴィルで開催され、アメリカ合衆国でトップ5に入るチャリティ・ワインオークションの一つである「ワシントン・ワイン・オークション」は、8月8日(木)にスパークマン・セラーズで開催される第3回TOAST!イベントの 一環として、ワラワラ・ヴァレーにある歴史あるウッドワード・キャニオン・ワイナリーの2代目ワイン栽培家ジョーダン・スモールを新進気鋭リーダーとして選出しました。

新進気鋭リーダー賞は、ワシントンワイン業界において、その貢献、活動、または関わりを通じて、将来への道筋を築き、ビジョンを示している人物を称える賞です。今回、ジョーダン・スモールが受賞したのは、彼女自身のブランドと家族への敬意の表れでもあります。(彼女の父親であるリック・スモールは、ワシントン・ワイン・オークションで名誉醸造家として、そして別の年には名誉栽培家として、2度も表彰されています。)
 

ジョーダン・スモールは、ワシントン州ワラワラで生まれ育ち、ワインに囲まれた環境の中で成長しました。サーモン・セーフの認定を受けたウッドワード・キャニオンの自社畑の丘陵地帯を駆け回り、週末のイベントではグラスを洗い、夏休みにはローデンにある家族のワイナリーで瓶詰めを行うなど、幼い頃からワイン造りの過程に深く関わってきました。
 
2006年、ポートランドのルイス&クラーク・カレッジで国際関係学の学位を取得して卒業後、ジョーダンはパシフィック・ノースウエストのワイン業界へと歩みを進めました。ターチュリア・セラーズのセールス・マネージャーとしてキャリアをスタートし、ワシントン州とオレゴン州の両方でブドウを栽培し、テイスティング・ルームを運営していた同社で経験を積みました。
2009年、ジョーダンはロング・シャドウズ・ヴィントナーズでラボ・マネージャーの役割を担い、実家のウッドワード・キャニオンの元ワインメーカーであるジル・ニコールの下で働いた後、2013年にウッドワード・キャニオンのチームに加わりました。2018年までに彼女は消費者セールスの指揮を執るようになり、3年後にはゼネラル・マネージャー兼共同経営者に昇進しました。
 
ジョーダンはファミリーの伝統ともいえる、コミュニティへの積極的関与を受け継ぎ、2019年にワラワラ・ヴァレー・ワイン・アライアンスの理事に選出されました。その後、2022年には会長に任命され、現在も90以上のワイナリー会員、20以上のブドウ畑会員、および60以上の業界やコミュニティのパートナーを代表する組織の幹事兼マーケティング委員会の共同委員長として活動しています。2024年初めには、ジョーダンはワシントン州観光局の記事「ワシントンのワイン産業を形成する女性たち」にも掲載されました。
 
父親のリック・スモールから見れば、ワラワラ・コミュニティ・カレッジのワイン醸造プログラムで学位を取得した息子セイガーと娘ジョーダンは、地域や世界のワイン業界がさまざまな課題に直面している中でも、ウッドワード・キャニオンの歴史を継承し、ワイン業界をリードする準備が整っていると言えるでしょう。

↑この動画、、、字幕を付け始めた初期のものだ。
なつかしい・・・そして私の編集下手くそだ!
 

ウッドワード・キャニオンのそれぞれのワインの詳細はここをクリック

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